女性にストレスはつきものです。
恋人のこと、友達のこと、子育てのこと、仕事のこと、見た目のこと、
などなど、悩みは尽きることはありません。
「ため息をついたら幸せ逃げるよ」
誰もが一度は言われたことがあるセリフかと思います。
しかし、最近ではため息をつくことで体にも心にもいい効果があるということが言われています。
ため息をつくと、どんないいことがあるのでしょう?
ストレスを感じた時の自律神経のメカニズム
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
人が覚醒し活動的な状態だと、交感神経が優位に働きます。
リラックスしている時、副交感神経が働きます。
2つの神経はバランスよくはたらき、体の状態を保っています。
ストレスや緊張を感じた時、交感神経が働きやすくなります。
野生に暮らすシマウマのように、常に神経を張り巡らせている状態です。
これでは副交感神経がはたらかず、体が休まらない状態が続いてしまうのです。
自律神経が乱れると、不安や緊張感が高まりやすくなり、
全身のだるさ、頭痛、肩こり、不眠など、さまざまな症状が生じます。
ため息を吐くとストレス軽減効果がある?
ため息とは、単純に言えば息を吐くことです。
ストレスを感じて交感神経が優位になっていると、
息が浅くなってしまい、うまく吐くことができていません(そしてそれに気づいていないことが多いです)。
酸素が不足し、筋肉が緊張しやすくなり、さらに交感神経を昂らせてしまうのです。
ため息をつくと、息を長く吐くことができます。
特に意識して息を吐くことで筋肉の緊張も緩み、リラックスした状態を作りやすくなります。
副交感神経に働きかけることで自律神経を整え、体と心を落ち着かせる効果があるのです。
自律神経を整えるにはヨガもおすすめ
ヨガは、深く呼吸をしながら、呼吸に合わせて体を動かすため、
特に自律神経に働きかけやすいと言われています。
体を動かすパワー系などのヨガではなく、
できればリラックス・ストレッチ系のレッスンを受けることで、
より副交感神経のはたらきを促進させることができます。
寝る前などに行うと、より睡眠の質も良くなるのでおすすめですよ。
「ストレス社会」と呼ばれる現代。
ストレスをうまく付き合っていくためにも、自分自身を整える方法を身に着けておくのも大切ですね。
ため息はいつでもどこでもできること。
家事の合間、仕事の区切りがついたとき、家に帰った時、寝る前、
肩に力が入っていたら、ため息をついてみてはいかがでしょう?