7月は本格的な夏の始まり。
海や山、レジャーに出かける機会も増える一方で、肌や髪にとっては一年で最も過酷な時期とも言えます。
強まる紫外線、汗と皮脂のトラブル、冷房による乾燥…。
この時期に怠った美容ケアは、秋以降の肌トラブルとして表面化します。
だからこそ、7月は「攻め」ではなく「守り」の美容戦略がカギです!
1. 紫外線は“肌老化の8割”の元凶。朝の5分が未来を変える
紫外線(UV)は、しみ・しわ・たるみなど肌老化の80%以上に関与しているといわれています。
7月の紫外線量は、1年で最も強い時期。
日焼け止めは当然ですが、朝のスキンケアルーティンを再確認しましょう。
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朝のポイントケア3選
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洗顔はぬるま湯&泡洗顔でやさしく
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ビタミンC配合の美容液で「酸化」対策
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日焼け止めは“室内でも”必須(SPF30以上、PA+++)
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さらに、メイク前にスプレータイプの日焼け止めを仕込むことで、マスク焼けや髪・頭皮の日焼けもカバーできます。
2. “汗・皮脂”トラブルを防ぐには、洗顔よりも「落とし方」が勝負
夏は毛穴が開き、皮脂の分泌が活発になります。するとメイクが崩れやすくなるだけでなく、ニキビや毛穴詰まりの原因にも。
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NG行動:1日に何度も洗顔 or 拭き取り化粧水の乱用
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おすすめ:
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夜のクレンジングはオイル×乳化を意識して
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帰宅後すぐメイクを落とし、肌を「休ませる」
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週に1〜2回のクレイパックで毛穴掃除
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皮脂を「取りすぎない」ことが、皮脂バランスを整える近道です。
3. 夏でも乾く?冷房が引き起こす“インナードライ”現象
外は湿度80%、でもオフィスや自宅はエアコンでカラッカラ…そんなアンバランスな環境下では、**肌の内側が乾く「インナードライ」**が起こりがちです。
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化粧水はたっぷり2〜3回に分けて入れ込む
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乳液は薄くしっかり、ハンドプレスで密着
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水分補給は「化粧水よりも水」も重要。1日1.5Lを目標に
朝夜のスキンケアだけでなく、日中の保湿ミストを活用することで、乾燥を感じたタイミングに即リカバリーできます。
4. 髪・頭皮も紫外線ダメージの直撃を受けている
意外と見落とされがちなのが「髪と頭皮」の紫外線ケアです。
7月は分け目・頭頂部・毛先が特に焼けやすく、放っておくとパサつき、白髪、抜け毛につながる可能性も。
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外出前にはUVカットスプレーを髪全体に
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シャンプーはアミノ酸系でやさしく洗う
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週1回はスカルプマッサージ+頭皮美容液で血行促進
日傘や帽子を活用し、髪にも「日焼け止め」の概念を取り入れることが美髪維持の近道です。
5. 7月のインナーケア:ビタミンC、E、ポリフェノールを味方に
外からのケアと同じくらい重要なのが、内側からの“抗酸化”対策です。おすすめの栄養素は以下のとおり。
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ビタミンC(レモン、赤パプリカ、ブロッコリー)
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ビタミンE(アボカド、ナッツ類、かぼちゃ)
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ポリフェノール(緑茶、ベリー類、赤ワイン※控えめに)
また、汗でミネラルが失われがちなので、塩分とカリウムのバランスにも注意しましょう。梅干しや味噌汁など、昔ながらの和食も◎。
まとめ:7月の美しさは「守るケア」が決め手
美しさは、“目に見えない努力”の積み重ねです。
7月の過酷な気候は、肌にも髪にも試練の季節ですが、丁寧なケアを怠らなければ、夏が終わる頃に「何もしなかった人との差が明確に出る」時期でもあります。
「やる気がない日こそ、シートマスク1枚でもいいから何かをやる」
そんな“守りの習慣”が、5年後10年後のあなたの肌を守ってくれるはずです。