食べ過ぎた体をレスキュー!ゆる断食で疲れた胃腸をリセット
ファスティングという言葉が一般的になりつつある今日この頃。
ファスティングのメリットはたくさんありますが、
・頻繁に行えない
・準備や決まりが多くて面倒
など、チャレンジしにくいデメリットもあります。
・食べ過ぎた、飲み会の翌日
・深夜にお菓子を食べてしまった時
・胃腸が疲れているな、と感じた時
そんな時は、ゆるっとはじめられる「ゆる断食」をしてみてはいかがでしょう?
ファスティングはダイエット方法ではない
まず注意しておきたいことは、
「ファスティング(断食)をしたからと言って、痩せるわけではない」
ということです。
消化にかかる時間は、
胃の中で約3~5時間、小腸の中で約5~8時間、
便として排泄されるまでは約24時間かかると言われています。
胃腸に負担がかかりすぎると、消化・吸収・排泄機能が低下し、
便秘や肌荒れ、体調不良など、体に悪い影響が出てきます。
ファスティングの本来の目的は、「胃腸を休めること」。
胃腸に取り込む食べ物を減らすことで胃腸の機能を整えることを目的とした、健康法の一つなのです。
ゆる断食の方法
通常のファスティングは、準備期・回復期を含めて1週間程度ほとんど固形物を食べないパターンが一般的です。
それに対してゆる断食は、
1食分の食事を抜く・又は置き換えます。
事前に準備が必要なファスティングと違い、
急な飲み会やついついしてしまったドカ食い、そんな日常の出来事に合わせ、
食べ過ぎて負担のかかった胃腸を休めることができます。
ただし、ダイエット中など通常必要なカロリー量を摂取していない場合は、
本来の胃腸を休める効果を発揮できないため、頻繁な断食はお勧めできません。
また、食事からとる水分が少なくなるため、
脱水症状を起こさないよう、水分補給は忘れず行うよう心がけましょう。
食べすぎた翌日は朝断食で調整
食べ過ぎた次の日は、摂りすぎたカロリーや糖分・脂質をこれ以上溜めないように、
調整が必要です。
食べ過ぎてしまったら、その後約12時間は固形物を口にしないようにしましょう。
断食と言っても身体活動に必要な栄養や水分は摂取しなくてはいけません。
そこでおすすめなのは、
・野菜ジュース
・スープ・味噌汁
などの液体です。
ただの水と違い、味もついていることで空腹感をやわらげやすくなります。
また、食事を抜いたりすると血糖値が不安定になりやすくなりますが、
スープやジュースで血糖値をコントロールすることで、食欲が我慢できなくなることを抑制します。
「腸は第二の脳」とも言われ、私たちの体にも心にも多くの影響を与えています。
胃腸を労ることで、内側から綺麗で健康な体に整えてあげましょう。