在宅勤務や外出自粛が続く中、
一番減っていることといえばなんでしょう?
それは「日光を浴びること」です。
「コロナうつ」という言葉がすっかり浸透してしまいました。
ストレスを感じやすいこの頃、
なんだか気分が乗らない、すっきりしない、と思う方も多いでしょう。
その理由の一つに、日光があります。
太陽の光を浴びることは体にも心にも良い影響があるとされています。
日光を浴びることがうつの予防になる
日光を浴びない生活をすると、気分が落ち込みやすくなり、うつ病の原因になることもあります。
日本光線療法協会によると、
日光に当たる機会が少なくなると、
- 気分が優れない
- イライラする
- 攻撃性が増す
- 疲労感
- 不眠症
- うつ病
など病気や症状が増えてくる、
と言われています。
赤道から遠い地域 =つまり日照時間の短い地域
の方が、季節性感情障害
という、冬にかけて現れるうつ症状の割合が多いという研究結果もあるのです。
太陽光を浴びると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が高くなります。
幸福感や満足感、精神の安定を保つには欠かせないホルモンです。
女性は男性と比べてセロトニンの分泌が少ないと言われています。
積極的に日光を浴びてセロトニンを作っていきたいところです。
日光を浴びると、ビタミンDというビタミンが活性化されます。
ビタミンDは、骨や歯などの材料となるカルシウムの作用を助ける働きがあります。
それだけでなく、カルシウムには神経の興奮を鎮め、イライラなどを抑える働きもあります。
心の安定にも、カルシウムは重要な存在なのです。
体内リズムを作るには日光が不可欠です
人の体内時計は、実は25時間周期で動いています。
それでは地球の24時間周期とずれてしまいますよね。
日光にはこのずれを調整し、体内リズムを作るはたらきもあるのです。
日光を浴びることで、体が「朝だ」と認識します。
体内リズムが整うことで、ホルモンの分泌や自律神経のリズムも整いやすくなります。
太陽の光で芯から体を温めることで、代謝・血流も良くなり、肌の調子も整いやすくなります。
夜もテレビや照明などで明るい環境になりやすい現代は、
朝、日光を浴びて体内リズムを整えることも大切ですね。
日常の中に光を取り入れて心も体も健康に
日焼けを気にしてあまり外に出たくないと言う女性も多いのではないでしょうか?
わざわざ出かけなくても、
ベランダに出て読書やお茶を楽しんでみたり、庭でストレッチやヨガをするだけでも十分効果的です。
朝起きたらまずカーテンを開けて、朝日を浴びましょう。
通勤の時は、日の当たる場所を歩いてみましょう。
お日様のパワーは侮れません。
あなたが思っている以上に、あなたを綺麗にしてくれますよ。