テレワークの生産性は椅子で決まる
近年今までの働き方が大きく変化してきています。
・副業解禁
・テレワークの推進
・ワークライフバランスの見直し
特に昨年から、会社に出勤せず自宅で仕事する「テレワーク」は国からも推奨されており、「最近テレワークが増えた」という方も多いのではないでしょうか。
テレワークでは、もはや自宅がオフィスであるといっても過言ではありません。
そしてオフィスの環境は仕事の効率にも直結します。
特にテレワークは座って作業する時間が増えることによって、腰痛に悩んでいる方も多いと思います。
個人的な経験ですが、座って作業する環境に一番関係しているのはやはり「椅子」ではないでしょうか。
そこで今回は、主に腰痛に悩んでいる人に「テレワークにオススメの椅子の選び方」について、姿勢の観点から解説していきたいと思います。
実際のところ椅子などの家具については、「高かろう良かろう」な部分もあります。
ですが、それではなるべく費用を押さえたい人は困ってしまうと思いますし、その人が何を求めているかによっては高いものを買っても「身体に合わない」ということも十分あり得ます。
そのため今回の内容では、具体的な商品は説明しませんが、「どういう視点をもって選べばいいのか」について説明していこうと思います。
「テレワークも増えてきたので、これを機に椅子でも買い替えようかと思っている」という方はぜひ今回の内容を参考にしていただきたいと思います。
テレワークによる腰痛が気になる人は「〇〇な椅子」を選ぼう
最初のチェックポイントは、「椅子の高さ」です。
結論としては、腰痛が気になる方が椅子を選ぶときは「座面の高い椅子」を選びましょうということになります。
それはなぜか。
テレワーク中に限ったことではありませんが、座っている姿勢が長時間続くことによって、骨盤が後ろに傾く傾向にあります。
もちろん、人によっては骨盤が前に傾く場合もありますが、座ることを考えた場合、どちらかというと骨盤が後ろに傾く人が多いのではないかと思います。
座面の高さが上がることによって、骨盤が前に傾くように誘導されます。
一般的に椅子は、座面の高さが約40cm程度あります。
そのため可能であれば40cmよりも高めの椅子を選んでみてはいかがでしょうか。
※実際適切な座面の高さは、座る人の身長によっても異なります。身長が低い方は座面が高くすると、逆に腰が痛くなる場合もあるので、最終的には、自分の身体で確かめていただいた方がいいかと思います。
また座面の高さは、クッションの高さも関係しています。
そのため記載されている高さと、実際に座ったときの高さに差が出る場合もあります。選ぶときはクッションを含めた高さも考慮しましょう。
テレワーク中の椅子のクッションは〇〇の方が良い!?
「今の椅子のままでできることはないのか」
と思う方もいるかもしれません。
そんな方にオススメなのは、クッションを見直してみましょう。
座面の高さを調整することは難しいですがクッションを使えば、ある程度高さの調整ができます。
ではクッションの硬さは、「やわらかいクッション」と「硬いクッション」どちらがいいと思いますか?
長時間座ることを考えた場合、クッションは柔らかい方が快適だと思います。
ですが、テレワークで重要なことは、「長時間座れる機能」よりも「容易に立ち上がれる機能」の方が重要であると私は思います。
特に腰痛を考えた場合、長時間座っている影響は大きく、解決策として定期的に立つことが重要です。
柔らかいクッションは心地よく感じますが、その反面、骨盤が後ろに傾きやすくなってしまうので、立ち上がりにくくなってしまいます。
ある程度の硬さがあるクッションを使用することで、下半身、特にお尻が動かしやすくなり、骨盤が前に傾きやすい状態になります。
以上のことをまとめると、腰痛のテレワーカーが椅子を選ぶときは、「標準より高めでクッションは硬めを選ぶ」という視点で選んでいただくといいかと思います。
椅子選びの参考にしてみてください。
身体のケアと正しい椅子選びをセットで快適に働きましょう!
今回はテレワークにオススメの椅子の選び方として、椅子の高さ・クッションの硬さと身体への影響について解説しました。
今回紹介した内容に関しては、あくまでも一般的な内容になるため、人によっては当てはまらない場合もあると思います。
最後は自分の身体の感覚を大事にして、いろいろ試してみることが重要ですが、今回の内容がその1つの基準として参考になればと思います。