ギックリ腰を悪化させないためには3つのポイントがあります
今回は、ギックリ腰になったときに、やってはいけないことを3つのポイントにまとめて解説します。
そもそもギックリ腰とは、以下引用
いわゆる「ぎっくり腰」は急に起こった強い腰の痛み(腰痛)を指す一般的に用いられている名称(通称)で、病名や診断名ではありません。
何か物を持ち上げようとしたとき、腰をねじるなどの動作をしたときなどに起こることが多いですが、朝起きた直後や何もしないで起こることもあります。
痛みの原因はさまざまで、腰の中の動く部分(関節)や軟骨(椎間板)に許容以上の力がかかってけがしたような状態(捻挫、椎間板損傷)、腰を支える筋肉やすじ(腱、靱帯)などの柔らかい組織(軟部組織)の損傷などが多いと考えられます。
引用:日本整形外科学会HP
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.html
引用元のHPにも記載されていますが、ギックリ腰の原因は様々あり、ギックリ腰と思っていても、実際には骨折や脊柱管狭窄症などの疾患の可能性もあります。
足の痺れや、異常感覚、排泄の異常など、痛み以外の症状がみられる場合や、痛みが数日経っても改善しない場合は、早めの受診をお勧めします。
今回の内容は、あくまでもそのような「疾患によるものではないもの」を対象としている点についてはご了承ください。
それでも今まさにギックリ腰になっている人、過去に何度もギックリ腰になったことがある人は、今回の内容がきっと役に立つと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ギックリ腰がやってはいけないこと①もみほぐし
1つ目は、腰を「もみほぐす」ことです。
ギックリ腰になると痛みによって、腰の筋肉が硬くなっていることがあります。
しかしこの場合、腰の筋肉は痛みによる防御反応として硬くなっているだけなので、硬くなっているから腰痛が出ているわけではありません。
そのため、腰の筋肉を一生懸命もみほぐしても、効果は期待できないばかりか、反対に筋肉が緩んでしまうことによって、より痛みを強く感じてしまう場合があります。
筋肉の力みを取る程度の、軽いリラクゼーションであれば問題ないと思いますが、過剰にもみほぐすことは控えた方が良いでしょう。
ギックリ腰がやってはいけないこと②無理なストレッチ
2つ目が、「無理なストレッチ」です。
先ほどの内容の繰り返しになりますが、ギックリ腰になった方の腰の筋肉が硬くなっているのは、ギックリ腰による痛みが原因で硬くなっている可能性があります。
そのため、無理に腰の筋肉をストレッチすることで、筋肉の緊張をさらに高めてしまう恐れがあります。
さらに筋肉は、伸ばされると元に戻ろうとする性質があるため、ギックリ腰に限らず過剰なストレッチは筋肉を硬くしてしまう可能性があります。
過剰なストレッチは痛みを伴い、その痛み刺激によって一時的にギックリ腰の痛みが誤魔化されることはありますが、基本的にはその効果は長続きしません。
さらに長期的にみたら痛みを慢性化させる可能性もあるため、先ほどのもみほぐしの時と同様、ストレッチするのであれば、痛みの出ない範囲で行いましょう。
ギックリ腰がやってはいけないこと③過度な安静
3つ目が「過度の安静」です。
ギックリ腰のように急激な痛みが生じると、身体を動かしたら余計に痛みが強くなるのではと考えてしまうと思います。
しかし過度に安静することによって、「動いたら痛くなる」という認識をより強くしてしまい、さらに過剰に安静にしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
活動性の低下は、筋肉への血流を阻害させ、さらに痛みを強くしてしまう可能性があります。
一般的にギックリ腰を生じた後は、48時間を超えて安静にしている必要はないとされています。
そのため痛みがあっても多少我慢して、なるべくいつもの日常生活を送ることが大切です。
もちろん、重労働や過剰な痛みを我慢して動く必要はないと思いますが、多少の痛みがある中でも動くことによって、「動いても大丈夫」というポジティブな認識を強め、痛みの軽減につながります。
強い痛みの中動くということは、とても大変なことだとは思いますが、まずは「自分にとって痛みの少ない動きは何か」見つけながら少しずつで良いので動いてみましょう。
今回はギックリ腰になった人が、やってはいけない3つのことについて解説しました。
人によって症状の程度も原因も異なるため、一概に言えることではありませんが、今回の内容が皆さんの腰痛の解消に少しでもお役に立てば幸いです。
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