「最近歩くと膝が痛い」そんな方はバッグを見直してみましょう
今月から緊急事態宣言も解除され、久しぶりに外出されたり、旅行されたりした方は多いのではないでしょうか。
ビジネスパーソンのみなさんは、プライベート以外でも、仕事でも通勤が再開されたり、営業や出張で外出したりする機会も増えてきていると思います。
以前と比べると明らかに歩く機会が増えてきている状況ですが、久しぶりに歩いたことで「膝が痛い」と感じている方はいませんか?
もちろん今までの運動不足の生活から、足の筋力が少し弱くなっていたり、久しぶりに歩いたことで、筋肉が疲労したりして痛みを感じている方もいるかと思います。
今回は歩行時の膝の痛みについて、バッグの種類から少し考えていきたいと思います。
バッグが与える姿勢への影響は歩いている場合にも影響があり、人によっては膝に負担をかけてしまうことがあります。
もちろんバッグが重たければ、身体への負担は強くなりますが、今回は持ち物の重さは一旦忘れて、バッグの持ち方や種類による姿勢への影響について解説していきます。
今回の内容を知っておくと、今後バッグを買い換えようとしている方は、バッグ選びの参考になりますし、今現在膝の痛みで悩んでいる方も、バッグの持ち方や手持ちのバッグを交換するだけでも痛みが軽減するかもしれません。
「最近膝が痛い」という方はぜひ最後まで読んでみてください。
バッグによる姿勢への影響を解説
まず結論として、歩くときに膝痛を起こしやすいバッグとは、リュックサックなどの背中に背負う形のタイプになります。
一見すると、身体の負担にはならなさそうなバッグですが、なぜこのタイプのバッグが歩くときの膝痛に関係しているのでしょうか。
私たちは、常に重力や体重と言う重さの力が身体にかかっています。
この重さがかかることによって関節にはさまざまな動きを起こしています。
例えば、立っている状態で、少し上半身を後ろに傾けると、体重のかかる位置が変わる影響で、膝はどんどん曲がる方向に力が加わっています。
ですが、上半身を少し前に動かすと、膝は伸ばされる方向に力が加わるため、膝が曲げにくくなります。
このように体重(重さ)がかかる位置が変わると、膝だけでなく身体の関節の動きやすい方向が変わってしまうのです。
この内容を踏まえて、リュックサックのことを考えると、リュックサックは背中に背負うタイプのバッグになるため、重さは背中にかかります。
すると身体の重さのバランスが後ろに偏るため、膝には曲がる力が加わりやすくなります。
その姿勢のまま歩くことで、膝は通常よりも曲がりやすくなり、膝を安定させるために太ももの筋肉などが過剰に使用され、痛みを引き起こしやすくなると言うことになります。
そういった意味では、メッセンジャーバッグなどの斜めがけするタイプのバッグも身体の後ろにバッグを置いてしまうと、リュックサックと同様に膝は曲がりやすい状態になってしまうと言えます。
私たちは、無意識に倒れないようにバランスをとっているため、バッグや履物、地形の変化などの身体の外からの影響を受けても身体をまっすぐにしているため、すぐに身体の変化に気づけません。
そのため、日頃から身体の使い方やセルフケアなどが重要ということになります。
今回の内容では、バッグの持ち方を工夫することで、身体に生じる負担を軽減させる方法をお伝えしたいと思います。