-
通勤で腰痛が増加?履物と腰痛の不思議な関係について
続きを見る
腰痛を予防するために必要なセルフケア
踵が高い靴に関連する姿勢の変化によって生じている腰痛は、簡単にいうと「骨盤が前に傾いている」「腰が反りすぎている」ということになります。
つまり解決策としては、骨盤の前への傾きを軽減させて、腰が過剰に反りすぎないようにすることが重要となります。
【具体的な方法】
姿勢は仰向けになります。
セルフケアの効果を確かめるために、床と腰の間に手を入れて、手がどの程度入ったかを覚えておきましょう。
いわゆる反り腰の方は、床と腰の間が大きく空いていて、手がかなり奥まで入ることがあります。
両方の膝を立てて、両腕で抱えるようにして丸くなります。
(このとき顎を引いて、頭を軽く床から離れる程度持ち上げておきましょう)
丸くなった状態を保持しつつ、ゆっくりと深呼吸します。
呼吸しながら、背中(特に腰)の筋肉が伸ばされていることを感じながら行いましょう。
10回程度呼吸したら、一度姿勢を戻して、腰の周りの筋肉が緩んでいることを感じてみましょう。
このときに先ほどと同様、腰と床の間に手を入れてみて、セルフケア前と比べて、手が入りにくくなっていれば、腰の周りの筋肉が少し緩んだことになります。
もし全く変わっていない場合でも、身体の感覚として腰の筋肉が楽になっているのであれば、それでも大丈夫です。
※背骨や股関節に手術歴(人工骨頭置換術や脊柱の固定術など)のある方や、現在治療中の方は無理に行わず、必ずかかりつけ医に相談して、行うときは専門家の指導のもと行うようにしましょう。
起床時や就寝前にやってみてください。
正しい知識を持って運動することが重要です
今回は、履物と腰痛の関係について、主に足首からの姿勢の影響について解説しました。
これからはリモートワークと実際の現場での作業を両方バランスよく行う働き方が主流になると思います。
特に現在では、外出規制の緩和もあり、外を見ていると、通勤だけでなく、営業などの外回りで歩く機会は、以前より増えてきつつあるようです。
身体を動かすことは腰痛だけではなく、身体の不調を緩和させるということに関してとても重要だと思います。
そのためにも無理な負担は避け、効率よく身体を動かしていただきたいと思います。
今回の内容がそんな参考になれば幸いです。