細くならない下半身
パンパンに張った太もも
中々脚が痩せない…と嘆いてはいませんか?
あなたの脚が痩せにくいのは、実は股関節の外旋筋が関係しているかもしれません。
股関節の動きには6種類ある
関節にはそれぞれ動く方向が決まっています。
曲げる・伸ばすしかできない関節もあれば、様々な方向に動く関節もあります。
股関節の動きは、屈曲(曲げる)・伸展(伸ばす)・外転(横に広げる)・内転(内側に閉じる)・内旋(内側に捻る)・外旋(外側に捻る)の6通りに分けられます。
これらの動きがいくつか組み合わさって、複雑な動きを作り出しています。
6方向に動くのは、体の関節の中でも特に運動方向が多い関節です。
また、動く方向が多いということはつまり、動きが繊細であるということでもあります。
股関節には大小20以上の筋肉が付いています。
単純に伸ばす・曲げる、の動きだけでいい関節と違い、ずれたり動きがかたよったり、といった不調が出やすくなってしまいます。
股関節の外旋がしまった足と丸いお尻を作る
股関節の外旋の筋肉はお尻の外側の筋肉や太ももの筋肉につながっています。
股関節の外旋がうまく働かなくなると、他の筋肉の働きも妨げてしまい、
結果的にお尻・脚全体が動かしにくく、痩せにくい状態になってしまいます。
股関節の外旋は、太ももの骨を外に回す動きで、立ち姿勢で爪先が外を向いているのが外旋している状態です。
逆に爪先が内側を向いた内旋の状態になると、脚全体は外側の筋肉に負担がかかりやすくなってしまいます。
お尻の筋肉も使いにくくなり、お尻が垂れて足の外側が張り出したように太い下半身になってしまうのです。
また、外旋筋は股関節の筋肉の中でも深層についているインナーマッスルです。
骨盤底筋との関係も報告されており、骨盤の安定性や姿勢にも大きく関わってきます。
骨盤底筋のトレーニングとして、よくある「お尻を締める」という動きよりも、股関節の外旋筋を動かすようなアプローチが有効ともされています。
綺麗なヒップと脚のライン、そして姿勢を整えるためには股関節の外旋は超超超重要なポイントなのです。
次回、具体的にお伝えしますね!