
長浜市や湖北地域では、腰痛の相談が非常に多くあります。
特に最近増えているのが
「デスクワークで腰が重い」
「長時間座ると腰がつらい」
「夕方になると腰が固まる」
といった症状です。
このような腰痛の背景には、生活の中で座っている時間が長くなっていることが関係している可能性があります。
近年の研究でも、座る時間が長い生活習慣と腰痛の関係が指摘されています。
この記事では、腰痛と座りすぎの関係について理学療法士の視点から解説します。
座りすぎとは
座りすぎとは、長時間座った状態が続く生活習慣を指します。
例えば次のような場面です。
・デスクワーク
・パソコン作業
・スマートフォン操作
・長時間の車運転
・自宅での座位生活
特にデスクワーク中心の生活では、1日の多くの時間を座って過ごすことになります。
研究では、座っている時間が長いほど身体活動量が低下し、筋骨格系の不調と関連する可能性があることが報告されています。また、股関節を曲げていることが多くなり、立位になった時に、写真のように腰が引けてしまうような姿勢になることもあります。
座る姿勢と腰への負担
座る姿勢では、腰椎と呼ばれる背骨の下部に負担がかかります。
特に背中が丸くなる姿勢では、筋肉への負担が増えるほか、椎間板という線維軟骨への圧力も増大します。座り方によっては、胸腰筋膜などの筋膜や靭帯にもストレスが増大し、腰椎周囲の組織にかかる圧力が増える可能性があります。
長時間この座位姿勢が続くと
・腰周囲の筋肉の疲労
・関節の動きの減少
・姿勢保持筋の負担
などが起こることがあります。
デスクワークやスマートフォン操作が多い生活では、この姿勢が続きやすく、腰痛に繋がりやすいことがわかりますね。
動きが少ないことも影響する
腰痛は姿勢だけでなく、体を動かす機会が少ないことも関係する場合があります。
体は本来、動くことで筋肉や関節の働きが保たれます。
しかし長時間座っていると
・股関節の動きの減少
・体幹の活動量の低下
・筋肉の血流低下
などが起こることがあります。
このような状態では腰周囲の負担が集中しやすくなる可能性があります。
こういったことを、身体活動量という観点から見直す必要があります。身体活動量とは、運動とならび、筋肉をどれくらい使っているかの指標になります。運動というと、筋トレなどの特別に時間を割いて行うことを言いますが、身体活動量とは、普段の生活のなかでどれだけ座っていないかと考えるとイメージができるかもしれません。
理学療法士としての観察
PHYSIOで腰痛の評価をしていると、長時間座る生活をしている方には共通する特徴が見られることがあります。
例えば
・股関節の内旋の動きが少ない
・ハムストリングスが縮んでいる
・頭部が前にでている
といった傾向です。

特に長浜地域では車通勤の方が多く、座っている時間が長い生活になりやすい環境があります。
そのため、歩く機会が少なくなり、腰や股関節の動きが減っている方をよく見かけます。
腰痛の原因は一つではありませんが、座る時間の長さや体を動かす機会の少なさが関係している場合もあります。
日常生活でできる対策
座りすぎによる腰の負担を減らすためには、姿勢を変えることが重要です。
例えば
・30〜60分ごとに立ち上がる
・軽く歩く
・背伸びをする
といった簡単な動きでも、体の状態は変わります。
また、散歩などの軽い運動を生活の中に取り入れることも役立つ可能性があります。
長時間同じ姿勢を続けないことが腰の負担を減らす一つの方法です。
PHYSIOで行っている腰痛への対応
リハビリ&トレーニングPHYSIOでは、腰痛の背景となる体の状態を評価することを大切にしています。
例えば
・姿勢評価
・動作分析
・関節の動きの確認
などを行い、腰に負担が集中している要因を整理します。
腰痛は腰だけの問題ではなく、股関節や体幹の動きが関係することもあります。
長浜市や米原市、彦根市など湖北地域からも多くの方が来店されています。
腰痛が長く続く場合には、体の状態を確認することで改善のヒントが見つかることがあります。

