
肩こりの原因としてよく挙げられるのが持続姿勢ですが、もう一つ大きく関係するのが運動不足です。
PHYSIOでも肩こりの相談を受ける中で、車通勤してデスクワークを8時間こなすという、運動習慣が少ない方は少なくありません。
肩こりは筋肉の使いすぎだけでなく、体を動かす機会が少ないことでも起こる可能性があります。
この記事では、肩こりと運動不足の関係について解説します。
運動不足が肩こりにつながる理由
筋肉は動くことでポンプのように作用し良好な血流が保たれます。
体を動かす機会が少なくなると、僧帽筋などの肩周囲の筋肉の活動も少なくなります。
その結果
・筋肉の柔軟性の低下
・筋持久力の低下
・疲労しやすい状態
などが起こる可能性があります。
研究では、運動介入が首肩部痛の軽減に役立つ可能性が示されており、
特に軽い運動でも、継続することで状態が安定する場合があります。
肩甲骨の動きと肩こり
肩こりと関係が深いのが肩甲骨の動きです。
肩甲骨は腕や肩の動きに関係する重要な骨です。
しかし運動量が少ない生活では、肩甲骨を大きく動かす機会が少なくなります。
例えば
・腕を上げる動作
・背中を動かす動作
などが減ると、肩甲骨の動きが小さくなることがあります。
この状態では肩周囲の筋肉が疲労しやすくなることがあります。
また、肩甲骨に付着する筋肉は多数あり、ある筋肉は縮みやすく、またある筋肉は伸びやすいといった一定の傾向があります。神経リハビリテーションの父と言われたチェコのヤンダ博士は、上位交差症候群というものを提唱しています。
肩甲骨に付着する筋肉であれば、胸の前の小胸筋、肩甲上部の肩甲挙筋、僧帽筋の上部は縮みやすく、硬くなりやすい筋肉とされています。また、僧帽筋の中部下部線維や菱形筋、前鋸筋は伸びやすく弱くなりやすい筋肉と言われています。
理学療法士としての観察
PHYSIOで肩こりの評価をしていると、肩周囲の筋肉よりも体幹や股関節の動きが少ない方が多い印象があります。
特に運動習慣が少ない方では
・背中の動きが小さい
・肩甲骨の動きが少ない
・体幹の回旋が少ない
といった特徴が見られることがあります。
長浜地域では車移動が多く、歩く機会が少なくなりやすい生活環境も影響している可能性があります。
体を動かす機会が少ないほど、背骨などの動きも小さくなり、肋骨の上にある肩甲骨の動きも少なくなる傾向から、肩周囲の負担が集中する傾向があります。
日常生活で取り入れやすい運動
肩こり対策としては、特別な運動でなくても体を動かすことが大切です。
例えば
・散歩
・軽いストレッチ
・肩回し運動
などでも体の動きは変わります。
運動は短時間でも継続することが重要です。
日常生活の中で体を動かす機会を増やすことが、肩こりの予防につながる可能性があります。
PHYSIOで行っているサポート
PHYSIOでは、体の状態を評価したうえで運動方法を提案しています。
例えば
・姿勢評価
・動作分析
・可動性や筋力チェック
・トレーニング指導
などを通して、体の使い方を確認します。
肩こりの中には、運動不足だけでなく姿勢や動き方が関係する場合もあります。
長浜市や湖北地域からも多くの方が来店されています。
肩こりが長く続く場合には、体の状態を確認することで改善のヒントが見つかることがあります。
参考文献
Andersen LL et al. Eur J Appl Physiol. 2011.
Gross A et al. Cochrane Database Syst Rev. 2015.
Côté P et al. Eur Spine J. 2008.
滋賀県長浜市 リハビリ&トレーニング‘PHYSIO
肩こり首コリページはこちら
https://www.physio-japan.com/menu/%e8%82%a9%e3%81%93%e3%82%8a/

