バランスボールは乗るだけでいい?
エクササイズグッズと言えば?で思い浮かぶ代表的なものが「バランスボール」だと思います。
最近では、オフィスの椅子として使用している企業もあるようで、みなさんの中にも「自宅にある」という方もいるかと思います。
身近になった分、「自己流で使っている」「正しい使い方は知らない」という方も多いのではないでしょうか。
バランスボールは、乗るだけでも一定の効果はあります。
しかし、中には間違った使い方や、バランスボールを使用するには適さない状態で運動してしまう方もいます。
どうせ運動するのであれば、効果的な方法で行いたいですよね。
今回は、バランスボールを使用するときに注意したい身体の特徴について解説します。
前半では姿勢について解説し、後半では身体の特徴について解説したいと思います。
「バランスボールは持っているけど、いまいち使い方がわからない」という方に関しては、是非最後まで読んでください。
バランスボールが効果的に使えない人の特徴
バランスボールが効果的に使えない人の特徴として、骨盤が後傾していることが挙げられます。
骨盤が後傾している人は、例えば「猫背」のような背中が丸くなっている人のことを指します。
通常は椅子に座ると骨盤は後傾しやすくなっていますが、バランスボールのように不安定性が強いものは、より骨盤が後傾しやすくなってしまいます。
骨盤が後傾してしまうと、背中の筋肉は過剰に伸ばされてしまい働きにくくなり、お腹の筋肉は縮み硬くなってしまうことによって、身体にとって逆効果になってしまう可能性があります。
バランスボールはあえて不安定な場所に座ることで、体幹周辺の筋肉を鍛える目的があります。
そのため、効果的にバランスボールを使うためには、骨盤や背骨にある程度の可動性を残しつつ、体幹の筋肉をバランスよく働かせることが必要です。
ですが、骨盤が後傾しやすい人は、過剰に体幹の周りの筋肉が固まってしまうため、使用する筋肉が偏ってしまう可能性もあります。
バランスボールは便利な反面、使い方を間違えると逆に身体を痛めてしまう可能性があるため注意が必要です。
バランスボールを正しく使うために
骨盤が後傾している人はバランスボールを使えないかと言われると、必ずしもそうではありません。
骨盤が後傾している人は、身体に過剰な負担がかからないようにより意識して使用する必要があります。
具体的な意識の方法としては、脚の付け根の意識が重要です。
自分の手を足の付け根に当てて置き、その手を挟み込むように足の付け根である股関節を軽く曲げます。
股関節を曲げることで骨盤が前に傾き、良い位置でバランスボールを使えます。
バランスボールを使用するときには、特別な理由がない限り骨盤は後傾しないように軽度前傾(前に傾けること)にしておくことで、体幹周囲の筋肉を効率よく鍛えられます。
普段のエクササイズで意識してみてください。
バランスボールを使う方はご注意ください
今回はバランスボールを使うときの注意点として、エクササイズ中の姿勢について解説しました。
おさらいすると、猫背姿勢のように骨盤が後傾していう状態では、体幹の筋肉が十分に働かないため、股関節を意識して骨盤を前傾に保持した状態でエクササイズすることが重要です。
バランスボール自体はとても良いものなので、より効率的に使えるきっかけになるように今回の内容が参考になれば幸いです。