梅雨の時期のつらいだるさや不調、いわゆる「梅雨だる」。
前編ではつゆだるの原因について解説しましたが、後編ではその解消方法についてお伝えしたいと思います。
梅雨のだるさを吹き飛ばすおすすめ解消方法
ゆっくりお風呂に浸かる
梅雨時は副交感神経が優位になりやすいですが、自律神経全体の調節が乱れるので、交感神経の働きも整えなくてはいけません。
38~40℃くらいのぬるめのお風呂にゆっくり浸かりましょう。
自律神経の乱れを整え、正しく副交感神経を働かせてくれるうえ、血行不良も解消してくれます。
朝イチのストレッチ
梅雨だるの原因となる自律神経の乱れは、体内リズムの乱れも引き起こします。
朝しっかりと目覚めて交感神経を働かせることで、自然な体内リズムを作り出しましょう。
そのためには朝のストレッチは効果的です。
特にふくらはぎのストレッチは、身体全体の血流を促し、巡りを良くしてくれます。
体を冷やす食べ物を避ける
暑くなってきたこの季節は、ついついアイスや冷たいジュースなどに手を伸ばしがち。
しかしこれらの食べ物は、胃腸に負担をかけやすく、内邪の気を強めてしまいます。
こういう時期だからこそ、食事には温かいものを取り入れて胃腸の働きを助けてあげましょう。
生姜などの薬味を摂り入れるのもおすすめです。
耳のマッサージ
前編でお話しした通り、気圧の変化を耳の中にある内耳という部分が感じ取ります。
耳と気圧というのは大きな関係があるのです。
耳を温めたり、回してマッサージしたりと、耳回りの血流を良くしてあげることで、自律神経のバランスが乱れるのを防いでくれます。
胸式呼吸をする
呼吸法には大きく分けて腹式呼吸と胸式呼吸があります。
胸式呼吸は胸を膨らませるようにする呼吸のことで、交感神経を優位にしてくれます。
朝出勤する前や、気持ちが重だるいな、と感じた時は、
肋骨に手を当てて、その動きを感じながら、大きく息を吸いましょう。
胸、そして背中側にも空気が入るのをイメージして、数呼吸続けると、頭がすっきりとさえてきますよ。
最近はマスク生活で、呼吸がこもりがちですので、マスクで息がしづらい、というような時もやってみるといいでしょう。
内関のツボを押す
内関は手首のシワから指3本分ほど肘側にあるツボです。
内臓の機能と深く関係しており、吐き気や食欲不振、お腹の張りなどにも効果的です。
少し強いかな、というくらいの刺激を5秒ほど、7回程度繰り返しましょう。
いかがでしたか?
梅雨は毎年やってくるものですが、「しょうがない」とあきらめず、
適切な対策をして元気に梅雨を過ごしましょう!