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梅雨時の体の重だるさの原因と対策とは?副交感神経を整えよう(前編)

一気に梅雨が進んできましたね。

このような時期は、じめじめした不快さだけでなく、

  • 体が重い・だるい
  • 肩がこる
  • 食欲が湧かない
  • なんとなく気分が重い

といった「梅雨だる」を感じる人も多いでしょう。

なんと女性の6割が梅雨時に不調を感じるといいます。

 

今回はこの「梅雨だる」の原因と対策について考えてみたいと思います。

 

梅雨だるの原因は副交感神経にあった

梅雨の時期は気圧が低い日が多く続きます。

低気圧の時は副交感神経が優位になりやすく、この自律神経の乱れは体や心の不調の原因になってしまいます。

通常交感神経と副交感神経が互いに強まったり弱まったりを繰り返し、身体の働きをコントロールしています。

しかし、低気圧になると体の外からかかる圧力が下がります。この気圧の変化を内耳というところにあるセンサーが感知し、自律神経の働きをコントロールするスイッチになります。

副交感神経は、正しく働けば体を休めてくれる大事な機能ですが、過剰に働きすぎることで体が鈍ったようになり、身体のだるさや冷え、こり、意欲や集中力の低下などを引き起こします。

副交感神経は血管を拡張させ、筋肉が緩ませる働きがあるので、これにより体が重い、と感じるのです。

またこの時期はジェットコースターのように気温が移り変わり、一日の中でも10度以上気温差があることもあります。

この急激な寒暖差が体の調節機能に負担をかけ、さらに体のだるさの元となっているのです。

 

梅雨は「湿邪」の季節!胃の不調に注意

中医学の言葉に「湿邪」というものがあります。

湿邪とは、梅雨など湿度が高い時に余分な水分や老廃物が体にたまってしまうこと。

体の不調によって水分を排出しにくくなる内邪と湿度など外側の要因によるものを外邪と言います。

湿邪によって体は「水滞」という体の様々な部位に「水」が停滞している状態になります。

血液のめぐりを滞らせ、身体にとって「悪いもの」をため込んでしまうことで、様々な場所に不調を引き起こします。

全身に停滞すれば、むくみやめまい、下痢など。

胸にたまると鼻水や喘鳴。

関節にたまると関節の痛みやこわばりなど、現れる症状は様々です。

湿邪は特に胃系の機能を低下させ、食欲不振や胃もたれ、下痢やお腹周りの不快感の症状の原因になります。

 

では、この梅雨時のだるさを解消する方法とはなんでしょうか?

後編にてお伝えします。

 

 

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