長時間のパソコン作業は頭痛の原因?
最近では、パソコン作業を中心とする「デスクワーク」が仕事の中心になりつつあります。
私は普段、訪問看護でリハビリしているため、いわゆる肉体労働にあたる業務ですが、それでもリハビリの記録をしたり、月の報告書を作成したりなど、パソコン作業は必須の業務になっています。
みなさんの中でも、職種を問わずパソコン作業が必要な方は多いのではないでしょうか。
パソコン作業で肩こりや頭痛に悩む人は多いと思いますが、パソコン作業に伴う頭痛は、筋肉の疲労が関係している場合も多く、筋肉の疲労をセルフケアによって解消すれば、軽減する頭痛も存在します。
今回は、主にパソコン作業によって疲労しやすい筋肉と、効果的なセルフケアの方法を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
パソコン作業で疲労しやすい筋肉とは?
パソコン作業によって疲労しやすい筋肉は、主に首や目の周りの筋肉が関係しています。
「頭痛」と言っても、頭の前が痛むのか、それとも後が痛むのかによっても関連する筋肉が異なる場合もあります。
今回は主に頭の後が痛む場合に関連する筋肉を紹介します。
頭の後が痛む場合は、以下の筋肉が疲労している可能性があります。
・後頭下筋群
・板状筋
・僧帽筋
頭の後が痛みやすい人は、主に猫背姿勢のような、背骨が丸くなる姿勢を取り続けることによって痛みを引き起こす可能性があります。
また、パソコン作業によって生じる頭痛の共通点は、それは目を使いすぎることにあると思います。
特に、後頭下筋群などをはじめとする首の後ろにある筋肉は、一見すると目の動きとは関係ないように思うかも知れませんが、目を動かすときには首の動きが連動するようになっていて、意識していなくても目を動かすときには首の筋肉にも力が入っています。
そのため、首の後ろの筋肉が疲労しているからといって、首の筋肉をほぐしても頭痛が解消されない場合もあります。
この場合、目を動かす筋肉が疲労などによって使いにくくなっていることで、首の筋肉に負担が集中している可能性があるため、まず目の筋肉をケアする必要があります。
頭痛に悩む人にオススメのセルフケア
最後に自宅で出来る簡単なセルフケアを紹介します。
先ほど、首の後ろの筋肉の疲労から生じる頭痛に対しては、まず目の周りの筋肉が重要と説明しました。
今回は仕事の合間でもすぐに出来る方法を紹介します。
【具体的方法】
自分の手の平を使って、片側ずつ手で覆うようにして、目の周りを軽く押さえます。
このとき、決して強く押さないようにしてください。
5秒程度軽く圧迫したら、反対側も同様に行い、交互に繰り返します。
交互に繰り返すことで、左右の首の筋肉が交互に緩み、同時に行うよりも効果的に緩められます。
同時に行っても効果はありますが、座った状態では頭を支えている関係で、首の筋肉が左右同時には緩みにくくなっていると考えられます。
その場合は仰向けになって、首の筋肉がよりリラックスしやすい状態で行うことが必要です。
座って行うか、それとも寝て行うかは、そのときの状況次第で使い分けでいただけたらと思います。
今回は、パソコン作業に伴う後頭部の痛み(頭痛)に関係する筋肉と、セルフケアについて解説しました。
今回の内容が、あなたの頭痛を解消するためのヒントになれば幸いに思います。
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