朝起きたら寝違えた!このときにやってはいけないこととは?
今回は「寝違えたときにやってはいけない3つのこと」として、寝違えをケアする上で重要な点について解説します。
寝違えとは要するに、「上肢の使いすぎや、睡眠中の姿勢、普段しない運動などにより、筋肉や関節に負担がかかることで生じる」もので、みなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
寝違えは痛みが強く、「一刻も早くなんとかしたい」と思う方も多いかと思います。
ここで不適切な対応をしてしまうことで、回復が遅くなってしまう可能性があるため、今回の内容はぜひ参考にしていただきたいと思います。
やってはいけないこと①もみほぐし
1つ目は「もみほぐし」です。
寝違えで首に痛みがあると、首や肩の筋肉を強い刺激でもみほぐしたくなることもあると思います。
マッサージやストレッチのような、筋肉を柔らかくする手技は、場合によっては有効なときもありますが、寝違えの場合には、逆効果になることが多いと感じています。
筋肉には強い刺激を与えると、より緊張が高まってしまう性質があり、筋肉の緊張が高まることでより痛みを強くしてしまう可能性があります。
寝違えてすぐのときは、痛い部分をもみほぐすよりも湿布や痛み止めなどを使用する方が、効率的に痛みを軽減できる場合も多いです。
やってはいけないこと②身体に合わない枕を使う
2つ目は「身体に合わない枕を使用する」ことです。
寝違えは寝ているときの不良姿勢が原因であることも多く、寝ているときの不良姿勢は枕の高さが関与しています。
首には太い血管や神経が通っているため、身体に合わない枕の使用は、首周囲の血管や神経に対して過度なストレスを与えることにもつながります。
高い枕を使用している人は、頭が通常よりも持ち上がっているため、首の後ろの筋肉が過剰に伸ばされている可能性があります。
反対に枕が低い人は、顎が上がりやすく、後頭部と首の間にある「後頭下筋群」と呼ばれるような首の筋肉が過剰に縮んだ状態になってしまいます。
筋肉は生理的な長さになっていることで、本来の血流や柔軟性が確保されています。
つまり筋肉は縮んでいても、伸ばされていても、硬く血流が乏しくなっているということになります。
枕の高さは、「仰向けに寝たときに視線がやや下を向く程度の位置」であれば、適切な高さと言えます。
参考:https://www.bedroom.co.jp/contents/955
また横向きで寝たときの枕の高さも重要で、普段意識していなくても私たちは寝ている間に何度も寝返りや姿勢を変えながら寝ています。
そのため、普段から仰向けで寝ていると言う方も、横向きでの枕の高さを合わせておくことは重要です。
横向きでの枕の高さを確認するポイントは、「横向きで寝たときに背骨がベッドに並行になる位置」です。
よく寝違えが起こる方は、一度自分の枕が適切な高さになっているか確認してみましょう。
やってはいけないこと③過度な安静
3つ目は「過度な安静」です。
寝違えてすぐのときは、痛みが出るような動きは避けるべきです。
しかし長時間過度に安静にしてしまうと、筋肉の血流が乏しくなってしまうため、痛みが長引く原因にもなります。
寝違えてすぐの場合は、痛みの出ない方向や痛みが軽減する方向に動かすように意識しましょう。
首の筋肉は、背中や肩まで走行しているものもあるため、痛みが強くて首を動かせない場合には、肩や背中を動かすことで、痛みが少なく身体を動かすことができます。
痛みが軽減してきたら、徐々に首の筋肉もストレッチし、寝違えの予防もしていきましょう。
首の運動以外にも、軽いウォーキングなどの有酸素運動も全身の血流改善を促すためには重要なので、日頃から運動習慣のない方は、運動する機会を設けることも重要です。
今回は、寝違えたときにやってはいけない3つのことを紹介しました。
まとめると、寝違えてすぐの痛みの強い時期には、湿布や首の筋肉を安静にして、無理に強い刺激は与えないようにすること、痛みが落ち着いてきたら徐々に痛みの少ない運動から始めて、筋肉への血流改善を促すことが重要です。
さらに寝違えを予防するためには、定期的に運動する習慣をつけることや、身体にあった枕を使用することも意識していきましょう。
今回の内容が皆さんの参考になれば幸いです。
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