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つらい通勤がなくなったのに何故腰痛が消えないのか?
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リモートワーク中でも出来る一番簡単な「エクササイズ」
リモートワーク中でも簡単にできる「エクササイズ」を紹介します。
エクササイズといっても、みなさん日頃から無意識に行っていることです。
それは「立つこと」です。
先ほども説明しましたが、リモートワークによって腰痛を感じるようになった、元々の腰痛がひどくなったという方は、座った状態から動かないことが多くなっています。
そのような場合、座った状態でいくら身体を動かしても、立ち上がることに比べたら効果は少なく、逆に一度立ってしまう方が運動としては効率が良いと考えられます。
「立つだけでいいの?」
と思うかもしれませんが、意外とこれが難しいのです。
人の身体は同じ状態を保とうとすると言いましたが、座っている状態が長くなればそれだけ座っている状態を保とうと脳が身体に命令しています。
そのため、立ち上がるときに痛みやだるさなど不快な感覚を出すことで、なるべく座らせようとしてきます。
そのため「立ち上がりの最初が一番痛い」という方も多いと思います。
そのような方への対策は、「2回立つ」ことです。
先ほども触れましたが、人の身体は常に同じ状態を保とうとします。そのため姿勢が変化する最初が一番つらいです。
その「つらい状態のまま」運動を終えてしまうと、「腰が痛くなるから立ち上がるのはやめよう」となってしまいます。
そうならないために、痛みが出た後に一度座ったら、すぐにもう一度立ってみてください。
「意外と2回目は痛くないこと」がわかると思います。
それは最初に立ち上がったときは、脳立ち上がらせないように痛みを強く出していますが、一度立ってしまえば、反対に立つことに身体が慣れるので、2回目以降はむしろ立つことによる痛みは減っていきます。
このエクササイズのポイントは、「立つことによって痛みが出る」という先入観をなくすことにあります。
もちろん、身体に何かしらの不調(例えば筋肉が損傷している、骨や神経に異常がある)がある場合、何度立ち上がっても痛みが出る、もしくは立てば立つほど痛みが強くなる場合もあります。
ですが、リモートワーク中に身体に損傷が起きることは稀だと思うので、試しにやってみて、もし痛みが強くなるようであれば中止し、早めに受診することをオススメします。
「そもそも立つこと自体を忘れてしまう」
という方も多いので、定期的に立つための工夫としては、20〜30分おきにタイマーを設定して、「時間がきたらたつ」という習慣をつけることです。
最初は大変かもしれませんが、「まずは2回立つ」ところから始めて、慣れてくれば、徐々に回数を増やしてみましょう。
自分の身体をしっかりケアして快適なリモートワークをお過ごしください!
今回は「通勤がなくなったことによる身体にとってのデメリット」について、腰痛をテーマに姿勢の観点から解説しました。
今後もリモートワークは続いていきますし、実際リモートワークになって良かったこともたくさんあると思います。
リモートワークのメリットを最大限に活かしていくためにも、まずは自分の身体をしっかりケアできるようにしていきましょう。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。