皆さんはヒップアップと聞くと何を思い浮かべますか?
多くの方はお尻の筋肉(殿筋)を鍛えるだろうと思います。
しかし、ヒップアップ効果を最大限に出そうとするには、
実はポイントとなる筋肉があります。
それが内転筋(内ももの筋肉)です。
お尻と内転筋の意外な関係
お尻の筋肉と内転筋は、筋肉同士がつながって連動して働くことが多いのです。
お尻単体で力を発揮しようとしても、じつは効率的には使えていません。
お尻を使おうとするには、内転筋もうまく使えないといけないということですね。
また、内転筋が弱くなると股関節が外に広がり、O脚になりやすくなります。
O脚になると骨盤は後傾するため、お尻が垂れてきてしまうわけです。
お尻の筋肉も内転筋も骨盤についている筋肉です。
垂れ尻・腰回りのお肉・・・
これらは骨盤にまつわる問題です。
単純にお尻を鍛えるにはお尻の筋肉だけ鍛えても効果半減。
骨盤全体を整えないとお尻は引きあがってくれないのです。
お尻を鍛えたいのなら、内転筋はセットで鍛えるべきだということがよくわかりますね。
ヒップアップにつなげるための内ももトレーニング
そんなお尻にお悩みのあなたにお尻と内もも同時に鍛えるトレーニングをお伝えしましょう。
ヨガのバッタのポーズ
うつぶせになり、足を持ち上げるポーズです。
体の後ろ側の筋肉を使って前側を伸ばすので、ヒップアップだけでなく猫背解消にも効果的です。
①うつぶせになり、つま先までまっすぐ伸ばします。両手は手の平を下にして体に沿わせます。おでこも床につけておきます。
②息を吸いながら足の付け根から足を持ち上げます。
足の付け根は浮かないようにしましょう。
③余裕があれば胸を引き上げて腕も浮かせてみましょう。
足が広がりやすいため、
内もも同士を寄せ合って内転筋を使うこと!
腰が痛い…という方は、
手を腰の下に入れ込み、足の付け根で手を抑えるようにしておくと腰が反ってしまうのを防げます。
ヨガの英雄のポーズⅢ
難しいバランスポーズですが、椅子の背もたれや壁を使って難易度を減らして行いましょう。
体幹も鍛えやすく全身のバランス能力の強化にも効果的です。
①椅子の背もたれを持ち、手からお尻まで、体が一直線になるところまで下がり、目印をつけておきましょう。
②一度姿勢を戻し、腰に手を当てます。
③ゆっくり片足を後ろに伸ばしながら、体も同じスピードで前に傾けていきます。
④ある程度傾けられたら手を椅子に伸ばして背もたれを持ちます。
⑤そのまま手・体・足が一直線になるように伸ばしましょう。
腰の位置が左右ずれないようにおへそはまっすぐ下に向けましょう。
ここもお尻と内ももを意識することで綺麗なヒップラインを作りやすくなりますよ!