デスクワーカーが腰痛を解消するために必要なことは「運動すること」ではない?
デスクワーカーに必要なことは、「運動すること」ではなく、「動かない時間を減らすこと」だと考えています。
運動がいらないと言いたいわけではありません。
例えば、運動を1日1時間毎日行っていたとしても、仕事で8時間座ったままで作業しているとしたら、仕事の時間でいかに動かない時間を減らすか、要するに座らずに作業する時間を増やすかの方が、作業時間から考えても効率的であると思います。
現在は、「スタンディングデスク」と呼ばれる立った状態で作業できるような机もさまざまなブランドから販売されています。
立った状態で作業できるメリットは、動きながら作業できることです。
例えば、ちょっとした物を取りに行く場合も、立ったまま作業しているとすぐに歩いて取りいけます。
この「ちょっとしたときに歩く」と言うことが積み重なることで運動になっています。
特にデスクワーカーの腰痛の場合、動かないでいることが腰にとって負担になっているため、長距離を歩いて体力や筋力をつけることが必ずしも必要ではなく、「動く習慣をつけること」が重要だと思います。
より運動を作業中に取り入れたい場合は、スタンディングデスクを使いながら、「ステッパー」などその場で足踏み運動ができる機器や、テニスボールやバランスクッションなどを踏むことで足をほぐしたり、足の筋肉を刺激したりすることも可能です。
足の運動に関しては、座っていても可能ですが、立っている方が足に体重がかけやすく効率的になります。
スタンディングデスクは、家具屋だけでなくネットショップでも販売されているため、気になる方は一度調べてみてください。
デスクワーカーこそ身体の仕組みを知り、快適に働くべきです
今回はデスクワーカーの腰痛に関して、作業姿勢から解説しました。
もちろん腰痛をお持ちの方が運動することは、とても良いことだと思いますし、腰痛には運動が効果的であることは事実あります。
ですが、作業環境が悪い状態で運動しても、また腰痛を繰り返してしまったり、運動の効果が半減してしまったりすることもあります。
今後テレワークは、より広まっていくことが予想されます。
自宅がオフィスになる未来もそう遠くありません。
人は環境に依存する生き物です。
まずは環境を整えることから始めてもいいのではないでしょうか?
周囲の人と作業効率に差をつけるためには作業環境が整っているかは、今後とても重要な要素になってくると思います。
特に腰痛のある方は、身体の面からも作業環境を一度考えて欲しいと思います。
今回の内容がその参考になれば幸いです。