デスクワーカーの足のむくみを解消する足首の運動よりも効率の良いもの
よくむくみの予防のために足首の運動が推奨されていますが、その理由は足の筋肉を働かせて、筋肉の縮む力を利用して、足の血液を心臓に返していく作用があるからです。
実際に足首の運動は有効に働くことが多いのですが、もっと良い方法があります。
それは「立つこと」です。
座って行う足の運動は、例えば飛行機や新幹線など、定期的に立つことが難しい人の場合は有効ですが、
デスクワーカーのように立つことに制限がないような環境であれば、積極的に立ち上がる、もしくは立ったまま作業する方が効率的であると思います。
それは座って足を動かしても筋肉を縮めることはできますが、足の筋肉にかかる負荷が弱いからです。
筋肉により強い負荷をかけた方が、縮む力も強くなるため、心臓に帰ってくる血液の量も増えます。
当然、血液の量が多く返ってくる方が全体的な循環もよくなり、足の冷えやむくみには効果的というわけです。
感の良い人は、「立っている方が心臓よりも足が遠くになるから重力の影響を受けるのでは?」と考えるかもしれませんね。
確かにその通りです、しかし座っているときは主にお尻に体重がかかっているので、お尻の筋肉は働いていますが、足の筋肉は使わなければ働いていません。
しかし、立っているときはそれだけで常時足に力が入っていることになります。
足を動かせばさらにそこから筋肉に力が入るので、座っているときより遥かに血流は心臓に戻ってきやすい状態になっています。
そのため立っている状態は座っている状態と比べても、全身の血流が循環しやすくなっています。
立ったままで作業するためには「スタンディングデスク」という道具を使用すると効果的です。
スタンディングデスクの利点は、立ったまま作業ができる点と、高さ調整できるものであれば座っても作業できる点が優れていると思います。
作業するときに重要なことは、長時間同じ姿勢でいないようにすることです。
高さ調整ができるスタンディングデスクを使用することで、同じ姿勢を取る時間を減らせれば、血流が促され足の冷えやむくみの改善・予防につながります。
さらに血流が促されることによって、脳への血流も保持されるため作業効率も上がる可能性があります。
最近では、テレワークの推進により自宅で仕事する時間も増えていると思います。
会社の作業環境を急に変えることは難しいかもしれませんが、自宅であれば自分の裁量で変更できます。
現在ではスタンディングデスクはネットショップなどでも販売されているため、興味がある方は一度調べてみてください。
これからのデスクワーカーは身体に詳しくなること求められてくると思います
今回は座りすぎによる身体の不調について足の冷えやむくみに着目してお話ししました。
足の冷えやむくみというと軽く考えてしまいますが、作業の効率を低下させる可能性もあるため、座りすぎないように環境を整えることは重要です。
今回の内容以外でも、身体のことを知っておくことはデスクワーカーにとって、かなりプラスになると考えています。
もしこの記事で内容が面白ければ、ぜひ他の記事も読んでいただいて身体のことをより深く知っていただいたらと思います。
この記事がそのきっかけになればと思います。