特に食べ過ぎてもないのに太る。
他の人と比べて太りやすい。
それは、太りやすい姿勢になってしまっているせいかもしれません。
姿勢が悪いと、
太って見えるだけでなく、本当に太りやすい体になってしまいます。
あなたの姿勢は太る姿勢ですか?痩せる姿勢ですか?
痩せるためのいい姿勢の作り方を解説します。
太る姿勢と痩せる姿勢の違いは?
人間は、常に重力に逆らって生きています。
つまり、いつも重力に逆らいつづけるために筋肉は働いているのです。
それらの筋肉は「抗重力筋」と言い、巷ではやせ筋、なんて呼ばれていたりします。
これらは、上腕二頭筋のように気合を入れて鍛えよう働かせようとしなくても、
無意識の中で姿勢を保持するために働いています。
悪い姿勢になると抗重力筋がきちんと働かず、
更にそのままでいると筋力自体が落ちてしまい、いい姿勢を保つことができなくなってしまいます。
筋肉は、骨だけでなく内臓も支えています。
筋肉が衰えることで内臓の位置もずれてしまい、消化機能などに影響を及ぼしてしまいます。
2枚の写真をご覧ください。
1枚は頭から足までがまっすぐ一直線に伸びています。
すべての筋肉がバランスよく働き、無理なく姿勢を保つことができています。
これがいい姿勢です。
いい姿勢を保つだけで無意識に筋肉を使うようになり、その分代謝を上げることができます。
もう1枚は丸くなった背中にお肉が付き、おなかがポッコリ出て、
崩れた重心をごまかすために、太ももや肩回りが余分に働いて張ってきてしまいます。
これが悪い姿勢です。
2枚比べると一目瞭然。
どちらにお肉が付きやすいのかもわかりますよね。
痩せやすくきれいな姿勢の作り方
痩せて見えるいい姿勢を保つには、
肩甲骨同士を寄せ、おへそを少し上に引き上げるようにすることがポイントです。
重力に逆らうように、下に下がろうとする体を引き上げようとしてみましょう。
いい姿勢を保つことを意識するだけで、勝手に筋肉が働いてくれます。
変に胸を張ったりせず、上に伸びるような意識を持つと自然な姿勢を保つことができますよ。
もちろん、身体が固くなってしまっているといい姿勢を作ることが難しくなります。
悪い姿勢の癖が長くついてしまっていると、筋力が衰えてしまっている場合もあります。
そのような場合はストレッチや筋トレを合わせながら、
まずいい姿勢を作ることから始めてみましょう。
はじめは姿勢を保つことが5分とできなくても、意識して続けていけば、楽に保てるようになりますよ。