テレワーカーにとって「肩こり」対策は今後の必須のスキルです
現在は会社に出勤せずに自宅で仕事する、いわゆる「テレワーク」という働き方が増えてきています。
厚生労働省からも、テレワークを推奨している企業に助成金が出るなど、国全体としてテレワークを推奨しています。
今後もテレワークする人(テレワーカー)は増えてくると思いますし、すでにテレワークを実施している人も多いのではないでしょうか。
実際、私も週の何日か自宅で記事を書いたり資料をまとめたり、自宅で作業することが昨年から増えてきています。
自宅での作業は、通勤時間がないため自由な時間が増えることや、家庭をお持ちの方にとっては家事との両立もしやすく、テレワークによるメリットは数多くあると思います。
ですがその反面、このような悩みも増えてきています。
「テレワーク以前より肩こりがひどくなった」
今までは、会社に出勤するため必然的に身体を動かしていましたが、通勤することが少なくなるもしくはなくなった現在は、身体を動かす機会がかなり少なくなっています。
それに加えて、テレワーカーはある特定の姿勢をとりやすく、姿勢による影響も合わさって、肩こりや腰痛など以前に比べて感じやすくなっていることが考えられます。
「肩こりは感じたことはない」
と思っている方も油断はできません。
今後テレワークの期間が長くなることによって、今まで肩こりを感じたことがない人も、肩こりが出現する可能性もあります。
今回は、まだ「肩こりはない。あってもそこまで肩こりはひどくない」というテレワーカーに向けて、今から始められる肩こりの予防方法を姿勢の観点から解説したいと思います。
肩こりなど、身体に不調がある状態は仕事の生産性を著しく低下させます。
経済産業省の資料によると、「テレワーク導入により健康状態に変化が出ている」「主な不調は肩こり、精神的なストレス、腰痛であった」と記されており、今後自分の身体を自分で管理する必要性は増えてくると思います。
「最近肩が凝ってきているような気がする」
「これからテレワークが増えそう」
という方はぜひここから先を読んでください。
テレワーカーの肩こりを予防するためには姿勢の理解が重要です
まず結論からお伝えします。
テレワーカーが肩こりを予防するためには、姿勢の理解から始めることが重要です。
テレワーカーの多くは、いわゆる「デスクワーク」が主流であると思います。
座っている姿勢では、身体の骨盤が後ろに傾きやすく、骨盤が後ろに傾くことで、その上の背骨は丸くなりやすい状態になります。
背骨が丸くなると、背中にある筋肉や肩の筋肉が必要以上に伸ばされる状態になり固まってしまいます。
「筋肉が固まる」という状態は、縮んで固まるだけではなく、伸ばされた状態でも固まってしまいます。