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脊柱管狭窄症の症状と間違えやすい筋肉の痛みの違いについて解説

歩くと腰から脚にかけて痛みが⁉︎それはただの腰痛?

最近街を見かけると、以前と同じような人の流れがみられます。

 

働いている方も、テレワークから通常の通勤形態に徐々にですが戻りつつあるのではないでしょうか?

 

読者の方の中には、「数カ月ぶりに長距離を歩いた」という方もいるかもしれせんね。

 

もし、久しぶりに長距離を歩いたとすると、以前の身体との変化も感じているかもしれません。

 

例えば、膝や腰の痛みなどを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

「歩くと痛みが出て長距離歩けない」と言う方は、以前より筋力が落ちたからと思う方も多いかもしれません。

 

「腰がだるい」「数日で治まるような痛み」であれば、そこまで深刻に考えなくても良いかもしれませんが、中には重篤な症状の場合もあります。

 

特に、今回紹介する「脊柱管狭窄症」と呼ばれる病態では、場合によっては病院で専門的な治療が必要になる場合もあるため、早めに判断できることが望ましいと言えます。

 

そこで今回の内容は、「脊柱管狭窄症」の特徴について解説し、また脊柱管狭窄症と間違えやすい筋肉の痛みについて、セルフケアを紹介します。

※本記事は症状を診断及び確定させるものではありません。あくまでも参考にしていただき、詳しい検査や診断はお近くの医療機関へ受診ください。

 

「最近歩くと腰が痛い」というかたはぜひ最後まで読んでみてください。

脊柱管狭窄症の主な症状

脊柱管狭窄症とは、(以下引用)

加齢、労働、あるいは背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。

脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管を狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。

椎間板ヘルニアに比べ中高年に発症することが多いようです。また背骨を後ろに反らすと脊柱管が狭くなり、前に曲げると広がるので、間歇性跛行が起こるのです。

症状については、

この病気では長い距離を続けて歩くことができません。

もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。

腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。

進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れる事もあります。

引用:日本整形外科学会HP

 

まとめると、脊柱(背骨)にある関節の間が狭くなることで、神経を圧迫し、痛みや痺れなどを引き起こす病態です。

特徴は、「間欠性破行」と呼ばれる、歩くことで痛みや痺れなどの症状が引き起こされ、長距離歩くことが困難となる方が多いようです。

 

間欠性破行による症状は、筋力低下や通常の腰痛などにみられる、筋肉に負担がかかり疲労して痛みが出るわけではありませんが、歩くのを止めると症状が軽くなるため、筋肉の疲労によるものと判断がつきにくいことが特徴かと思います。

 

もし「腰だけではなく、脚にかけても痛みがある」「腰から脚にかけての感覚が鈍くなっている(触っていることがわかりにくいなど)」がある場合や、「排泄のしにくさ(尿や便が出にくい、もしくは我慢がしにくい)」などの症状がある場合は、早めに受診することをお勧めします。

脊柱管狭窄症と間違えやすい筋肉の痛みとセルフケアについて

腰から脚にかけての広い範囲の痛みやしびれを経験すると、「神経に問題がある」「手術しないと治らないのではないか」と考えやすいですが、必ずしもそうではありません。

 

筋肉の疲労による痛みによっても広範囲の痛みや痺れが引き起こる可能性があります。

 

最後に「脊柱管狭窄症」と間違えやすい筋肉のコリによる痛みについて解説します。

 

筋肉のコリによる痛みは「トリガーポイント」と呼ばれています。

トリガーポイントは筋肉の過剰使用や、不使用によって活性化すると言われています。

 

例えば最近までのように「テレワーク」により座っている時間が増え、運動時間が減っている人にとってはトリガーポイントが形成されやすい状態になっています。

 

これから腰から脚にかけて痛みを生じさせやすい、筋肉を3つ紹介します。

セリフケアの基本的な考え方は、その筋肉をほぐすことです。

簡単なセルフケア方法も解説するのでセルフケアの参考にしてください。

 

その①中殿筋・小殿筋(お尻の筋肉)

腰から脚にかけての広い範囲の痛みを出す筋肉で代表的なものは、お尻にある「中殿筋・小殿筋」です。

この2つの筋肉は、お尻の少し外側に付いています。中殿筋の奥に小殿筋が付着しているため、ここではまとめて紹介します。

【活性化要因】

ズボンのお尻ポケットに財布を入れたまま長時間座っている。

片方の足に長時間体重をかけている(座っている時や立っているとき)

 

【セルフケア】

テニスボールをお尻の横に当てて、横向きになって中殿筋・小殿筋を直接押さえます。

骨盤や太ももの骨に当たらないように注意しましょう。

 

その②梨状筋(お尻の筋肉)

梨状筋はお尻の筋肉の中でもかなり奥にある筋肉です。

主に足を外側にねじるような動きや、脚の付け根を安定させる働きがあります。

 

【活性化要因】

脚を組んだ状態で作業する癖がある

よく正座する

 

【セルフケア】

正座すると踵がお尻に当たる部分があると思います。その位置が大体梨状筋のついている場所になります。

テニスボールをその場所に当てたまま椅子に座ったり、仰向けに寝たりして、梨状筋を直接圧迫していきます。

 

その③腰方形筋(腰の筋肉)

腰方形筋は腰の筋肉で、背中のやや外側に付いています。背中(主に腰)を伸ばしたり、強い咳をしたりするときに働きます。

腰方形筋の周りには、腰から太い神経が走行しているため、腰だけではなく脚にも広く症状を引き起こす可能性があります。

 

【活性化要因】

前屈みになって長時間作業してしまう

ソファーなど低い椅子で作業することが多い

 

【セルフケア】

腰方形筋は一番下の肋骨から骨盤の縁に付いています。そのため、テニスボールをお腹の横に骨盤や肋骨に当たらないようにおいて、横向きになって腰方形筋を圧迫していきます。

 

全てのセルフケアに共通することは、

・長時間圧迫しないこと。1つの場所に1分以上は行わないようにしましょう。

・骨を押さえないこと。

・痺れや強い痛みが出る場合は中止すること。

です。

現在治療中の怪我や背骨や足の付け根(股関節)に手術歴のある方は、医師や専門家に相談して行うようにしてください。

いつもと違う症状が出たらまずは受診を考えましょう

今回は一般的な腰痛と間違われやすい脊柱管狭窄症の特徴と、脊柱管狭窄症と勘違いしやすい筋肉の痛みについて解説しました。

 

改めてお伝えしたいことは、通常と異なるような症状を感じた場合に最初にするべきなのは受診です。

 

当然ですが、今回紹介したような脊柱管狭窄症だけではなく、腰の痛みの中には専門的な治療を必要とするものも多く、放置しておくと症状がより深刻化してしまう可能性があります。

 

そのため、まずは受診し必要な治療を受けていただく方が良いと思います。

 

中には腰の骨や神経には問題がないのに、痛みがあって辛い方もいると思います。

そんな方は、今回の最後に紹介した筋肉による影響もあるかもしれません。

 

専門家の治療とセルフケアはどちらも大切で、片方に偏りすぎないバランスが重要と考えています。

 

今回の内容が腰の痛みに悩む方の参考になれば幸いです。

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