私たち女性の体を悩ます生理痛。
つらい生理痛は仕事や生活にも支障をきたすだけでなく、
そのストレスと不快感からイライラしたり、様々な不調を引き起こしてしまいます。
薬に手を伸ばす前に、ヨガやストレッチで血流を整えることで和らげることができるかもしれません。
アーユルヴェーダから考える生理痛
西洋医学での生理痛は「病気」ではありません。
どれだけ痛かろうが、病気ではありません。
それに対してアーユルヴェーダでは、生理中は、ホルモンなど心身のバランスが崩れた状態として扱われます。
その中でもヨガはホリスティック療法のひとつとして、
生理中の乱れた女性の心と体を整えてくれるツールとして取り入れられています。
生理中にヨガをしてもいいの?
「生理中にヨガはしない方がいい」
とヨガをかじったことがある人なら聞いたことがあるかもしれません。
確かに、流派の中には生理中は練習をお休みする、というところもありますが、
すべてのヨガの練習はその限りではありません。
生理中には避ける方がポーズいいポーズがいくつかありますので、
不安な時はスタジオなどでインストラクターのアドバイスを受けながら行うといいでしょう。
生理痛に効くヨガポーズ
ヨガの呼吸法は、体と心をリラックスさせ、全身の血液の流れを整えてくれます。
呼吸と共にポーズを行うことで更に痛みでこわばった体をほぐしてくれます。
ホルモンバランスを整え、
チャイルドポーズ+ツイスト
心を鎮めてくれるチャイルドポーズにツイストを加えることで、
緊張しがちな背中や腰回りをゆっくりとストレッチします。
合っせきのポーズ&ストレッチ
踵と踵を合わせて座り、膝をパタパタと優しく揺らします。
かたくなりやすい股関節周りを優しく刺激してあげましょう。
30秒ほど揺らしたら、ゆっくりと前屈していきましょう。
始めは背筋を伸ばして股関節から倒して股関節の内側が伸びるのを感じましょう。
ある程度倒せたら背中をゆるやかに丸め、体の力を抜いてあげます。
開脚前屈
合っせきのストレッチができたら、もう少しストレッチを深めてみましょう。
痛くない程度に脚を開いて座り、背筋を伸ばしてゆっくりと体を倒します。
背中が丸まらないで倒せるところまでで止めたら、
肘や手をついて支えましょう。
更にリラックスしたい場合はクッションなどにお腹やおでこを預けて枕にするといいですよ。
いかがでしょう?
毎月来る生理だからこそ、
我慢せず無理せずうまく付き合っていきたいですね。
※参考:「タラ・スタイルズのYOGA CURES」Tara Stiles