自粛生活によって腰痛悪化していませんか?
近年、新たなウイルスの出現などに伴い、海外など遠方の旅行が制限されたり、飲食店などの営業時間が短縮されたり、私たちは自粛生活を現在まで続けています。
「自粛」自体は仕方のない部分も多いかと思いますが、懸念されるのは自粛に伴うストレスや運動不足などによる心身への不調ではないでしょうか?
特に「自粛生活によって腰痛が出てきた」「今までも腰は痛かったが、自粛生活でさらに悪化した気がする」という方も多いかと思います。
「マッサージや整体などに行きたいけど、自粛中に行くのはちょっと…。」
という方のために、今回は腰の痛みに対するセルフケアを紹介していきます。
腰痛といっても、その原因は筋肉であったり関節であったり、場合によっては精神的ストレスも腰痛には関係しています。
原因によって行うべきセルフケアは異なるため、今回の内容で全てを網羅しようとしても難しいと思います。
そこで今回は主に腰を丸めると痛むタイプの腰痛を中心にお伝えします。
最後に簡単にできるセルフケアも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
腰を丸めるとなぜ腰が痛むのか?
なぜ腰を丸めると痛みが出るのでしょうか。
これは自粛中のある姿勢が関係していることが考えられます。
そのある姿勢とは。
「猫背姿勢」のことです。
もう少し具体的に解説すると、猫背姿勢によって骨盤が後ろに傾くことによって、脚の付け根である「股関節」の周りにある筋肉が固まりやすくなってしまいます。
実は腰痛にはこの股関節の周りにある筋肉がとても重要です。
股関節の周りにある筋肉が固まり、股関節が動きにくくなることで、身体を動かすときには他の関節が股関節の代わりに過剰に動く必要があります。
特に股関節の骨盤・腰の動きは密接に関係しています。
股関節が動かない状態で、身体を動かそうとすると、腰の動きが過剰になる可能性があり、腰の痛みに繋がります。
特に動き始めに腰が痛い方は、腰を丸めるときに痛む傾向があるのではないでしょうか。
もちろん、猫背の人の全てが腰を丸めたときに痛むわけではありませんし、反り腰の人でも腰を丸めたら痛む人もいると思います。
重要なことは、股関節の周りの筋肉が硬くなっている人は、腰に負担がかかりやすいということです。