和食「だけ」は油断禁物!不足しがちな栄養素
こんなに素晴らしい和食ですが、実は不足しがちな栄養素もあります。
まず代表的なのがカルシウムです。
日本の国土の多くは火山灰地で、飲み水や野菜のカルシウム含有量が少なく、特に意識してカルシウムを含む食品を意識的に摂る必要があると言われています。
和食は煮る・ゆでる・蒸すといった調理法が多いため、脂質も取り入れにくい栄養素の一つです。
オリーブオイルなどの良質な脂質をあえて加えるようにしてみましょう。
また、伝統的な和食のメニューは、欧米の食生活に比べて塩分が多いと言われています。
その場合は副菜で野菜などを多めに摂り、カリウムを摂るようにするといいでしょう。
美しさは食事から。栄養を正しく摂取して美しくなろう
今の今まで和食最高!とお伝えしてしまっていましたが、
実はそうでもないのかも…と思わせてしまったかもしれません。
ただ、良いところと悪いところがあるのは和食に決まったことではありません。
欧米料理も中華料理も、その他いろいろな国の料理にも言えることです。
昔はこのように、文化として偏った食生活となりがちであったせいで流行した病気などもありました。
それが、色々な食事スタイルを取り入れることができるようになった現代だからこそ、
より栄養バランスよく健康的に食事をすることができるようになったのです。
(もちろん豊かなせいで新しく増えた病気もありますが)
それぞれの良さを生かして食事をとることで、
足りない部分を補ってより美容効果を高めることができるのです。
「これがいい!」「これしかだめ!」
と決めつけて偏った生活にならないよう、良いものを賢く取り入れて
健康的に美しくなりましょうね。