冬の風物詩と言ったらこたつとみかんですよね。
でもなぜこたつにみかんなの?と思ったことはありませんか?
実はこの組み合わせ、美容的にも健康面にもとてもいい組み合わせだったんです!
こたつの健康への効果とは?
「頭寒足熱」という言葉を知っていますか?
昔から、温めるのであれば、頭を冷やして足を温かくする方が健康にいいと言われているのです。
こたつはこの頭寒足熱を簡単に作り出すことができる暖房器具なのです!
足を冷やすと免疫が低下しやすくなると言われていますし、風邪をひきやすい冬の時期にこたつで足を温めるのはおすすめです。
また、エアコンなどよりも部屋全体の空気を乾燥させないというメリットもあります。
ただし、こたつの中の空気は逆に乾燥しやすいため、眠くなってこたつに潜り込んでしまうと、乾燥した空気に当たって肌荒れなどを引き起こしてしまうので要注意です。
また、こたつに入っていると知らず知らずのうちに脱水状態になりやすくなります。
こまめに水分補給を心掛けておくことが大切です。
美容にはみかん!のそのワケは?
そんなこたつの脱水というデメリットを解消してくれるのがみかんです。
みかんはその約85%が水分であり、食べるだけで水分補給になります。
こたつでみかんを食べるのは、脱水を防ぐための昔の人の知恵だったというわけですね。
もちろん水分補給だけがみかんの効果ではありません。
みかんを2個食べるだけで1日に必要なビタミンCを摂取できるといわれています。
みかんの栄養といえばビタミンCと思いがちですが、他にも美容にいい成分がたくさん含まれています。
みかんには毛細血管を強くしたり、発がん性物質を抑制する作用もあるとも言われています。
みかんにはペクチンといわれる食物繊維が含まれていて、
コレステロールの吸収を抑え、腸内環境を正常にしてくれます。
脂肪の燃焼を促進するクエン酸も含まれており、ダイエットにも効果的な食材と言えますね。
袋や白いスジにも栄養が豊富に含まれているので、絶対残さず食べましょうね。
また、みかんは中医学では、実から皮まで全て薬になるそうです。
胃腸の働きを助けて消化吸収をよくするほか、咳止め、利尿、肺を潤し痰をなくす効果があります。
【注意】 朝のみかんは逆にお肌に悪かった
そんなおいしくてうれしい効果を持つみかんですが、一つ注意点が。
実はみかんには「光毒性」という性質があります。
みかんに含まれるソラレンという物質がその原因。
ソラレンは光によって活性化して紫外線への感受性を高めてしまうのです。
おいしいみかんですが、
朝から食べるのだけは我慢しましょうね。