マッサージやストレッチとなると、背中や腰をほぐしがちですが、
意外とお腹も凝ってるって知ってましたか?
お腹が硬くなると、消化機能を低下させる、姿勢が悪くなるなどの原因になります。
今日はそんなお腹ほぐしについて解説していきます。
お腹が硬くなることによるデメリット
お腹が伸びないので猫背になる
人間の体を簡単にお腹側と背中側に分けるとすると、お腹側と背中側が同じように伸びてくれることでまっすぐな姿勢を保つことができます。
お腹が硬く縮んだ状態になってしまうと、背中が丸くなり、猫背の状態が癖になってしまいます。
腹筋がうまく使えず腰痛の原因に
お腹が硬くなると腹筋がうまく伸び縮みせず、体幹を安定させることができなくなります。
腰側に余計な緊張が入ってしまい、これが続くことで腰痛の原因になることもあります。
内臓の動きが悪くなり便秘になる
お腹の皮膚や筋肉と内臓は、別々に存在するように見えて、実は腹膜と呼ばれるものでつながっています。
お腹の筋肉が硬くなるとつながっている内臓の動きを妨げてしまい、消化機能に悪影響を与えてしまい、便秘や胃もたれ等の不調の原因になります。
横隔膜の動きが悪くなり呼吸が浅くなる
呼吸もお腹の硬さの影響を受けやすい部分です。
通常呼吸というのは、横隔膜という部分が上下に動くことで肺が広がったり縮んだりします。
この横隔膜もお腹の膜につながっています。
お腹が硬いことで横隔膜がうまくはたらかず、呼吸が浅くなってしまうことがあります。
呼吸が浅くなると自律神経の乱れにもつながり更に色々なところに不調をきたすことになってしまうのです。
優しくお腹をほぐすには?
お腹が硬くなることで、様々な不調が出てくることがわかったら、しっかりお腹をほぐして伸ばしていきましょう!
まずは肋骨のまわりから。
肋骨の際に沿って、指を押し当て、痛くない程度に優しく押していきます。
肋骨に沿ってゆっくりと押していきましょう。
座って行ってもいいですが、寝転がって行う方がお腹の力は抜けやすいです。
柔らかめのゴムボールやローラーを使ったストレッチもおすすめです。
まずみぞおちのあたりにボール(ローラーなら横向きに)を置いてうつぶせになります。
そのままゆっくり呼吸を3回ほど繰り返したら、そっと前後に体を揺らしましょう。
今度はおへそのあたりにボールを移動させ、同じようにストレッチをしましょう。
カチコチになっている人は結構痛いと思いますが、強さを自分で加減しながら少しずつ続けてくださいね。