車の運転では腰だけでなく首もコリやすい?
昨年の年末は、一昨年と比べても帰省する家庭が多かったようで、みなさんの中にも「今年は久しぶりに実家に帰った」という方も多いのではないでしょうか。
特に所帯をお持ちの方は、公共交通機関を利用するよりも、車で移動することが多いように思います。
実際私も、昨年は久しぶりに実家に帰省し療養してきました。
久しぶりの故郷で身も心も休めることは、とても有意義ですよね。
ですが反面、こんな方もいるかと思います。
「実家では確かに休まったけど、行き帰りの運転で余計に身体が疲れてしまった」
今回はそんな人のために、車の運転で疲れた身体を回復させるセルフケアを紹介します。
車の運転で多い身体の不調は、「腰痛」が有名ですが、今回は「首」に着目してみたいと思います。
首の不調は短距離の運転では、あまり気にならない部分かもしれません。
しかし、長距離の運転となると、首や肩に重だるさや痛みを感じる方も少なくありません。
そしてさらに首の不調は腰痛と関連している場合もあるため、案外無視することはできない場所です。
腰痛との関連も踏まえながら解説していきます。
「車を運転すると首や肩がだるくなる」
「車の運転で目が疲れやすい」
「運転後の腰痛が腰をマッサージしても良くならない」
などでお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
運転中に痛めた首や腰もケアのポイントは同じ
運転中に痛めた首をケアするときのポイントは、簡単に説明すると「動かすこと」です。
運転中では、前方に注意を向けなければいけないため、首を自由に動かすせません。
つまり、過剰に固定されている状態になるため、首の周りの筋肉も疲労し、痛みや重だるさを引き起こす可能性があります。
さらに首や肩の周りの筋肉は必要以上に力が入った状態となり、その状態が長時間続くことによって、目の周りの筋肉を酷使するため、眼精疲労を感じる要因にもなります。
首と腰痛の関係についてですが、腰も首と同様に、運転中には自由に動かせないため、同じ位置で過剰に固めてしまう傾向にあります。
そのため、腰の筋肉も首と同様に過剰に固定され、腰周辺の筋肉が疲労してしまう可能性があります。
首と腰は、ともに背骨の一部分を構成しているため、不調になりやすい理由も共通しているのだと思います。
運転後にやってほしい首のケア
運転中に痛めた首は、動かすことがケアのポイントだとお伝えしましたが、具体的にどうすれば良いのか、最後に解説します。
実際闇雲に動かしても、効果的とは言えません。
運転中の多くは、顎が前に突き出た姿勢で運転しています。
その姿勢では、首から背中にかけて付着している「僧帽筋」と呼ばれる筋肉が伸ばされている状態になっています。
伸ばされている筋肉に対してのケアは、一旦縮めることで緩める方が効果的です。
【具体的な方法】
椅子に座った状態で行います。
両側の肩甲骨の内側を寄せながら、肩をすくめます。
さらに肩をすくめるときに、上を向くようにすることで、僧帽筋のより上の方までしっかり縮められます。
息をゆっくり鼻から息を吸いながら肩を上げていき、口からゆっくりと吐きながら肩を下ろしていきます。
呼吸にかける秒数はあまり気にせずに、「呼吸を止めないこと」「息を吸うときに肩を上げる、息を吐くときに肩を下げる」を中心に意識してみましょう。
この方法で首や肩が痛くなってしまう人や、どうしても肩に余計な力が入ってしまう場合は、寝た状態で背中にタオルを入れる方法を試してみてください。
【セルフケア別パターン】
仰向けに寝ます。
バスタオルをロール状に巻いたものや、ストレッチポール®︎など筒状のセルフケアグッズがあれば、それを背中の肩甲骨の下あたりに当ててください。
そのまま力を抜いていくことで背中が反りやすくなり、僧帽筋も縮みやすい状態になります。
この姿勢のまま、ゆっくりと呼吸してみましょう。
筋肉が徐々に緩んできたら、意識的に肩甲骨を寄せたり、肩を上げたりしながら僧帽筋に少し力を入れて、そのあと脱力することを呼吸に合わせて繰り返します。
身体の状態にもよりますが、大体10回ほど行った後に、しばらく首や肩の周りの筋肉が緩んだか感じてみましょう。
セルフケア後に心地よい疲労感や、脱力感があれば成功です。
どちらの方法も簡単にできるものなので、運転後に首が疲れている人は是非試してくださいね。
今回の記事も、運転する人の不調を解決するために少しでも役立てば幸いです。
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