長距離運転で身体を酷使している人必見です
仕事で車を運転する方のほとんどは、職種によっても差はあると思いますが、ある程度長時間運転する方が多いと思います。
特に年末年始は、仕事以外でも家族で実家に帰るときに車を運転した方は多いのではないでしょうか。
車移動は便利な反面、長距離を運転することで身体に負担をかけていることもあります。
今回は、車の運転で身体を酷使している人に向けて、身体をケアするときのポイントを解説したいと思います。
今回の内容では、腰や肩など部分的な話ではなく、運転することによって身体全体にどのようなことが起こっているのかについて解説しながら、セルフケアのポイントまで解説していきたいと思います。
最近長距離の運転が続いている人や、仕事でよく車を運転する人は、ぜひ最後までご覧ください。
運転後の身体をケアするときのポイントとは?
車の運転後の身体をケアするポイントは、ざっくり言えば背骨を「動かす」ことになります。
「車の運転=座っているから楽」というイメージがあるかもしれませんが、実際には車の運転中には身体を過剰に固定している方も少なくありません。
身体を過剰に固定していることによって、周りの筋肉が過剰に使用されることで疲労し、周囲の血流が阻害されることによって、痛みやだるさを引き起こす可能性があります。
特に身体の中心にある、「背骨」の動きが制限されやすくなるため、背骨の一部である「腰」や「首」に不調をきたしやすいと考えられます。
セルフケアの考え方として、「今起きていることを反対のことをする」と良い反応が出ることを多く経験します。
今回のケースでいうと、車の運転により背骨が過剰に固定されているため、背骨を動かすことが重要となります。
「背骨を動かすと言われても何をしたらいいのかわからない」という方も多いので、最後に背骨を効率的に動かすポイントも解説していきます。
背骨を効率よく動かせる3つのポイント
背骨とは、1つ1つは小さな「椎骨」と呼ばれる骨が、いくつも合わさることで構成されています。
そのため、背骨の動きは鎖が揺れるように、個々の関節が細かい動きを行なっています。
しかし、大まかに言えば、背骨には3つの動きしかありません。
1背骨の曲げ伸ばし(=屈伸運動とも呼びます)。
2背骨を横に倒す動き(=側屈運動)。
3背骨を捻る動き(=回旋運動)です。
背骨の動きには、この3つの動きが組み合わさることによって、複雑な運動を可能にしています。
今回は、過剰に固定された背骨をしっかり動かしていくことがセルフケアのポイントとなります。
そのため、3つの動きを丁寧に1つずつ行うことが、より効果的なセルフケアになると考えます。
それでは具体的に1つ1つの動きを説明していきます。
以下に紹介する運動は、立って行うこともできますが、背骨をしっかり動かすことを考慮すると、座って行う方が効果的だと思います。
【具体的な方法①屈伸運動】
座った状態で、肩の力は抜いておきます。
手の位置は、リラックスできていればどこに置いていても大丈夫です。
視線を上に向け、身体を後ろに反らせていきます(背骨の伸展)。
鳩尾を前に突き出すようにイメージすると、背骨全体が反りやすくなります。
背骨を曲げる(屈曲運動)のときは、視線を下に向け、背中を丸めるように動かします。
このときは鳩尾を後ろに引くようにイメージすると動かしやすくなります。
この一連の動きを繰り返していきます。
回数は10回ほど行なった後に、背中の筋肉の張りなどが減っているかを感じてみましょう。
ポイントは視線から動かすことと、呼吸を止めないようにすることです
痛みのでない範囲で行いましょう。
【具体的な方法②背骨の側屈運動】
座った状態で始めます。
手は胸の前で組んでおくか、後頭部で組んでおきましょう。
身体を左右に倒していきます。
頭の方だけが倒れてしまう方が多いため、鳩尾を曲げる側とは逆向きに動かすイメージで行ってみましょう。
どうしても頭の方だけが倒れてしまう場合、手を横に広げ、手が地面と平行になるように保ちながら身体を横に動かすとスムーズに動かしやすくなります。
【具体的な方法③背骨の回旋】
座った状態で、両手を胸の前で組みましょう。
後ろを振り返るように背骨を捻ります。
頭の方から順番に背骨を捻るようにイメージしながら行いましょう。
背中が丸くなっていたり、反り過ぎたりしている方は、十分に背骨を捻れないため、背骨をまっすぐに保つようなイメージで行うと捻りやすくなります。
運転で身体が疲れやすい人は是非試してみてください
今回は、運転中の身体の不調をケアするときのポイントとして、背骨を動かすことの重要性について解説しました。
車の運転だけではなく、近年ではデスクワークが労働の主流になりつつあり、運動不足による身体の不調が増えてきていると感じます。
今回の内容はデスクワークなどで身体に不調を感じている人にとっても効果があると思います。
座りすぎ、運転しすぎの人は今回の内容を参考に、自分の身体をしっかりケアしてください。
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