ハムストリングスは太ももの後面にある大きな筋肉で、
下半身を動かし安定させる、とても重要な筋肉です。
姿勢、足やヒップラインなどにも影響するので、ダイエットにおいては特に鍛えるべき筋肉と言えます。
今回は、ハムストリングスを鍛えてくれるヨガポーズをお伝えします。
ハムストリングスには柔軟性と筋力両方必要
ハムストリングスは、もちろん筋力も必要ですが、同時に柔軟性も必要とされる部分でもあります。
体の中でも特に硬くなりやすい筋肉です。
硬くなると股関節の動きを妨げたり、
骨盤の歪みを引き起こして反り腰やデカ尻の原因にもなってしまいます。
腰痛などの体の不調にもつながってしまうため、
ダイエットでなくても普段からきちんとストレッチなどを行っておきましょう。
ハムストリングスの柔軟性を上げるヨガポーズ①半分の猿王のポーズ
①片膝立ちの状態になります。
②前足の横に手をついたら、後ろの膝を一歩分後ろに引きます。
背筋はここでまっすぐ伸ばしておきましょう。手は床に指先が触れる程度ついていれば十分です。
③お尻を後ろに引き、前膝を伸ばしていきます。
④後ろの膝の上にお尻が来たらストップ。
⑤余裕があれば背筋を伸ばし、ゆっくりと前屈していきます。
左右のお尻がずれないようまっすぐ並べておきましょう。
ゆっくりと深呼吸をしてキープします。
反対も同様に行いましょう。
ハムストリングスを鍛えるヨガポーズ①椅子のポーズ
①足は腰幅にして立ちます。
②手を腰に当て、息を吐きながら膝を曲げ、お尻を後ろに引きます。
③膝は爪先より前に出ないようにして、お尻を落として股関節から曲げていきましょう。
骨盤が後ろに倒れないよう、お尻を後ろにつき出すようにするのがポイントです。
突き出しすぎて腰が反らないよう、おなかにも力を入れましょう。
ハムストリングスだけでなく、体幹・下半身をバランスよく鍛えることができます。
ハムストリングスを鍛えるヨガポーズ②英雄のポーズⅢ
椅子など支えになるものを用意しましょう。
①足を大きく前後に開いて立ちます。
この時しっかりとおへそを正面に向けて骨盤の歪みを整えましょう。
②前の膝を曲げ、ゆっくりを体重をかけて踏み込みます。
③前足に体重が乗ったら体を前に傾け、ゆっくりと後ろ足を浮かせます。
両手は椅子を持ちましょう。
④前の膝をゆっくりと伸ばしたら、そのまま体を前に傾けながら、後ろ足を持ち上げていきます。
⑤手で軽く体を支えながら、頭から後ろ脚の踵までを一直線に保ちましょう。
後ろ足は軽く内側に寄せ、まっすぐに後ろにけり出します。
体幹からヒップ・太もものラインを整えることができます。
人間の体はがむしゃらに力を出せば鍛えられるというものではありません。
ゆっくりと丁寧に、正しいフォームを意識して行ってみてください。