頭痛に悩んでいるときこんな間違いをしていませんか?
今回は緊張型頭痛になったときにやってはいけないこととして、3つのポイントを解説します。
緊張型頭痛とは(以下引用)
緊張型頭痛は一次性頭痛のなかで最も多い頭痛の1つであり、世界人口での有病率は38%といわれています。
緊張型頭痛は反復性(月に15日未満)と慢性(3ヶ月を超えて,平均して1ヶ月に15日以上)に分類されています。
各々、触診によって頭部に痛みを伴うものと伴わないものに細分類されています。
頭痛は30分から7日続き、圧迫されるような、あるいは締めつけられるような非拍動性の頭痛で、多くは両側性です。
頭痛の程度は軽度~中等度で、頭痛のために日常生活に支障が出ることはあっても寝込んでしまうようなことはありません。
引用:日本頭痛学会HP
https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_03.html
緊張型頭痛の原因は不明な点も多く、その解決方法も状態によって異なります。
例えば「痛く無いときにも痛み止めを飲んでしまう」「運動せず肩や首のマッサージばかりしている」などは、緊張型頭痛に対しては、あまり良い解決方法とは言えません。
ここまで読んで「私は緊張型頭痛かもしれない」と思った方、日頃から頭痛に悩んでいる人は、ぜひこの先を読み進めてください。
やってはいけないこと①スマホを長時間見る
1つ目は「スマホを長時間見る」ことです。
最近ではスマホを使用する機会も多いため、無意識に下を向いて首や肩の筋肉に負担をかける姿勢をとりやすくなります。
特に反復性頭痛の場合、原因として筋膜や筋肉の緊張などが頭痛と関連している場合も多いとの報告もあります。
参考:https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/gl2013/189-213_3.pdf P201
そのため、稀に頭痛が起こるという人は、スマホを見るときは下を向きすぎないように、スタンドを使用するなど、首や肩に負担をかけない姿勢を意識しましょう。
やってはいけないこと②睡眠不足
2つ目は「睡眠不足」ことです。
緊張型頭痛の中でも慢性の緊張型頭痛に関しては、ストレスや抑うつなどによる影響が大きく、首や頭の筋肉の緊張などによる影響は少ないことが報告されています。
参考:https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/gl2013/189-213_3.pdf P196-197
例えば、十分な睡眠を取り生活のリズムを整えることは、ストレスを溜めない代表的な方法です。
一日のリズムを作るために必要なホルモンに「メラトニン」呼ばれるホルモンがあります。
メラトニンは朝起きたときに、陽の光を浴びると分泌が抑制されるようになっていて、日中は分泌が抑えられ、夜間に分泌が促進されることで、睡眠と覚醒のバランスが調整されています。
メラトニンは陽の光以外でも、強い照明を浴びると分泌が抑制されてしまいます。
参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-062.html
そのため、なるべく起床時間を一定にすることや、寝室の明るさを暗めにして、寝る前に強い光を浴びないように意識することで、一日の生活のリズムを整えることも効果的と考えます。
やってはいけないこと③痛み止めを飲みすぎてしまう
3つ目は「痛み止めを飲みすぎてしまう」ことです。
頭痛が慢性化してしまうと、痛みのないときでも予防的に痛み止めを飲んでしまうことがあるかもしれません。
しかし、市販薬(痛み止め)は治療薬ではなく、そのときの痛みを軽減させてくれるもので、予防的な効果はありません。
薬には用法と容量が設定されているため、必要以上に痛み止めを服用することは、痛みの感度を下げる(必要以上に痛みを感じやすくなる)ことに繋がり、頭痛を増強させる可能性があります。
痛みの感度が下がることで、痛み止めを服用してしまい、さらに痛みを感じやすくなってしまうといった悪循環に陥る可能性があります。
痛みがないときには無理に服薬せず、身体を動かしたり、趣味を楽しんだりしながら、気分転換をするようにしていくようにしましょう。
今回は緊張型頭痛になったときにやってはいけない3つのことについて解説しました。
まとめると、緊張型頭痛を解消・予防するためには、以下のことが重要になります。
・首の筋肉への負担を減らすために、「スマホなどの画面を見るときの姿勢を意識」
・十分な睡眠を取るために「夜間に強い光を浴びない」ように部屋の明るさを調整すること
・「痛み止めは必要以上に服用せず」、身体を動かしたり趣味を楽しんだりしてストレスを溜めないようにすること
今回の内容が皆さんの頭痛の解消に役立てばと思います。
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