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介護職の方が腰痛の時にやってはいけない3つのこと

介護職で腰痛に悩んでいる人は一度読んでみてください

今回は介護職の方が腰痛になったときや、腰痛を解消したいときに「やってはいけない3つのこと」を紹介します。

 

介護職の方が腰痛になる場合、その原因として間違った身体の使い方をしていることによって、腰に負担が集中していることが考えられます。

 

介護職の方が腰痛になる背景を考えると、腰痛予防に効果的なものもあれば、場合によっては逆効果になるものがあります。

 

腰痛の原因によって解決方法は異なるため、今回の内容が必ずしも全ての方に当てはまるわけではないのですが、腰痛を予防・解消するための参考になれば幸いです。

 

詳しい内容は、この後に説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

やってはいけないこと①背中の筋トレ

1つ目は「背中の筋トレ」です。

 

筋トレは「身体に良さそう」「腰痛の解消にも効果がありそう」と感じる方もいると思いますが、闇雲に鍛えても効果は期待できません。

 

特に腰痛の場合、「筋力が低下しているから腰痛になっている」と思い、背中や腰の筋肉を鍛えて、痛みを強めてしまう人も実際におられます。

 

確かに背中の筋力を鍛えることによって、腰痛を予防できることもあります。

しかし介護職の方は先に説明したように、身体の間違った使い方によって腰痛が生じていることが背景にあります。

 

そのため背中や腰の筋肉を鍛える前に、身体の正しい使い方を覚えて、腰の負担を軽減させる必要があると考えます。

 

身体の使い方に問題がある場合、下半身の筋肉がうまく使えないことにより、腰への負担が強くなっている場合があります。

 

そのため、もし介護職の方が筋トレするのであれば、背中の筋肉ではなく下半身の筋肉を鍛える方が効果的と考えます。

 

特に下半身の筋トレで代表的な、「スクワット」や「デッドリフト」などのトレーニングは、重たいものを持ち上げるときの、「正しい身体の動きを練習することもできる」ためオススメです。

やってはいけないこと②福祉用具を使わない

2つ目は「福祉用具を使わない」ことです。

 

労働基準法によると、作業中の持ち運べる重量は、18歳以上の男性で体重の40%以下、25kg未満。女性では20kg以下とされています。

参考:https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=73031000&dataType=0&pageNo=1

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002shqg-att/2r9852000002shvs.pdf

 

 

介護職で利用者様の移乗を介助するときなど、軽介助の方を除けば、上記の重量を持ち上げているときと、近い負荷が介護者の身体にかかっていることが予想されます。

 

本来であれば、業務中の身体的な負担を減らすために、福祉用具を導入することが望ましいと言えますが、「慣れていない」「手間がかかる」ことを理由に福祉用具を使用せず、力まかせに介助してしまう人もいるかもしれませんが、これは良くありません。

 

介助方法の工夫でも腰への負担を減らすことは可能ですが、それでも十分とは言えません。

さらに働く期間が長くなるにつれて、腰痛になるリスクは上昇していきます。

 

腰痛になってしまうと、通院などに時間を割く必要があり、腰痛が悪化することで早退や急な休みが増え、長期的に働くことが難しくなります。

 

健康な身体で安定した収入を得るためにも、福祉用具に慣れて、作業負担を減らせるようにしていきましょう。

やっていけないこと③休日にじっとしていること

3つ目は「休日にじっとしていること」です。

 

介護職は肉体労働であるため、「休日くらいは身体を休めたい」と言う方も多いのではないでしょうか。

 

そのため、休日になるとつい「ソファーに座ったまま、一日中映画を見たり、ゲームをしたりしてしまう」ことが増えてしまいますが、腰痛を予防するのであれば、このような過ごし方は効果的ではありません。

 

仕事によって疲労している背中の筋肉は、血流が乏しい状態になっていると予想されます。

 

じっとしていても背中の筋肉への血流改善は期待できず、疲労が蓄積されてしまうため、休みの日にじっとしてしまうのは、むしろ逆効果になってしまいます。

 

疲労している筋肉への血流を改善させるためには、軽い運動などで血流を改善させる「積極的休養(アクティブレスト)」が効果的です。

 

「休みの日にじっとしている行為」は、アクティブレストとは対照的に「パッシブレスト(消極的休養)」と呼ばれ、日々に仕事で疲労した筋肉への血流回復を図るためには、パッシブレストよりもアクティブレストが効果的と考えられます。

 

そのため、腰痛を予防したい場合は、休みの日にストレッチや軽いウォーキングなどのアクティブレストを意識することで、より疲労した筋肉の回復が期待できると思います。

 

今回は、介護職の方が腰痛になったときやってはいけないことして、3つのポイントを紹介しました。

 

最後に要点をまとめると、介護職の方の腰痛は、腰を過剰に使用することによって生じている可能性があるため、腰の負担を減らすための工夫が必要になります。

 

今回の内容を参考に、適切なケアで腰痛を予防していただけたら幸いに思います。

 

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