ポッコリ出たお腹。
下腹についた脂肪。
どうにかしてほっそりとしたウエストを手に入れたいと思いませんか?
お腹痩せのために腹筋をする人がいますが、
それは正解であり間違ってもいます。
腹筋運動だけでなく、もう一つ大切にしてほしいことがあります。
それは呼吸です。
腹筋だけではお腹痩せできない
お腹+ダイエット=腹筋だ!と腹筋ばかりする人がいますが、それだけでは不十分です。
そもそも脂肪というのは皮下脂肪と内臓脂肪があり、
どこか一か所に集中してつくものではありません。
そしてまたどこか一か所だけ選んで痩せさせることはできません。
痩せる、つまり脂肪が燃焼するのは、脂肪を分解してエネルギーに変えることが必要です。
筋トレをしても確かにエネルギー(カロリー)は消費されますが、
腹筋をはじめとした筋トレの消費カロリーは30分で75kcal程度。
体重を1kg減らすには約7200kcal消費が必要です。
果てしないですよね。
ただひたすらに腹筋して痩せようとするのは効率の悪いダイエット法と言えます。
この消費カロリーを増やすには、代謝を上げることが重要です。
呼吸の効果でダイエット効果UP
代謝を上げるためにはどうしたらいいでしょうか?
それは呼吸をすることです。
代謝の定義とはそもそも、「呼吸や消化など、生体内で行われる化学反応」のこと。
消化活動は自分ではコントロールしようとすることはできませんが、呼吸の仕方は自分で意識して変えることができます。
よく「呼吸するだけ」のダイエット法がテレビなどで紹介されますが、
どの呼吸法も、基本的には様々な部位を呼吸で刺激し、代謝を上げることが目的です。
呼吸が深くなることで自然と代謝が上がり、痩せやすい体質になるため、トレーニングなどの効果も自然とUPします。
呼吸を意識してお腹を刺激しよう
普段浅い呼吸に慣れてしまっていると、深呼吸をしてと言われてもうまくできないことがあります。
一度手を当てて練習しましょう。
背中が丸まっている悪い姿勢のままだと、呼吸も浅くなってしまいます。
肩を後ろに回し、胸を開きましょう。
片手を胸、片手を背中に当てます。
両手を押し広げるように前側だけでなく背中側にも呼吸を入れるように息を吸います。
吐く時は首や肩の力を抜きましょう。
次は両手を肋骨の下半分に当てます。
今度はそこを膨らませるように呼吸をしましょう。
今度は両手を外し、先ほど手を当てていた前後左右を意識しながら呼吸をしましょう。
深呼吸をしようとして胸の上の方や首に力が入っているのは体全体を使って呼吸ができていない証拠です。
深い呼吸をしようとすると、吐き切った時に軽くお腹に力が入るのがわかると思います。
肺の空気が出て行ってしまうと、お腹の中の圧も上に引き上げられ硬くなります。
腹筋とはまた違う力の入り方になり、刺激を与えることができます。
運動の時だけでなく、ふと気づいた時にやってみてくださいね。