いろんなダイエット方法を試してみたけど、上手くいかない…
そんな方はいませんか?
私たちはみんな違う人間です。
体質や性格も違う私たち。
誰かがうまくいったダイエット法が、全員に当てはまるわけがないのです。
自分に合ったダイエット法を探すことが、成功の秘訣です。
アーユルヴェーダとは「生命の科学」とも言われるインド発祥の伝統医学です。
アーユルヴェーダでは、体質(性質)を3つに分け、
自分の体質合った食事法や生活をしていくことが大切とされています。
今日はその中の『ピッタ』の性質についてみていきましょう。
ピッタの人はどんな体質?性格は?
ピッタの持つ性質
ピッタは火と水の要素からなります。
火は物を燃やして変換させる力があります。
エネルギーや熱を作り出し、栄養分の消化や代謝を司っています。
体型
中肉中背で、バランスがいい人が多いです。
肌は黄みがかっていて、柔らかく弾力があります。髪はしっとりとしなやか。
汗っかきで暑さに弱い傾向があります。
通常は消化良好なことが多いですが、調子が悪いと消化不良に陥って下痢に悩まされることもあります。
性格
リーダーシップがあり、情熱家なタイプ。
集中力があり、熱中しやすく、頭が切れる人も多いです。
チャレンジ精神も強い一方で、気性が激しく、完璧主義者になりがちで見栄っぱりなところもあります。
ピッタが増えすぎるとどうなるの?
ピッタ・カパ・ヴァータの3つの性質はうまくバランスを取って共存しています。
その中のどれかが増えすぎたり減りすぎたりすると、
体調に不調をきたしたり、太りやすくなってしまいます。
ピッタが増える原因には、
・スパイスを使った食事をとりすぎる
・発酵食品の過剰摂取
・お酒の飲み過ぎ
・夜更かし
等があります。
また、夏は熱によりピッタが優勢になりやすく蓄積しやすい時期と言われています。
ピッタが増えすぎると
身体的には
・胸焼け、胃の不快感、下痢など消胃腸のトラブル
・肌荒れ
・体臭がきつくなる
・食欲が止まらない・食べ過ぎる
精神的には
・怒りっぽくなる
・嫉妬深くなる
・自信喪失
などの不調として現れます。
ピッタの人におすすめの食事は?
ピッタを静める味は、甘味、苦味、渋味であり、野菜中心の食生活や果物を多くとることがオススメです。
体内の熱を沈めるために、水分の多いもの、甘いものを摂るといいでしょう。
おすすめの食事は
- 牛乳、チーズ、砂糖入りのヨーグルト
- オリーブオイル
- マッシュルーム、豆、ピーマン、ブロッコリ、ズッキーニなどの甘い、もしくは苦い野菜
- クスクス、キヌア、大麦などの穀物
- ブドウ・バナナ・いちじくなどの甘い果物
- 緑黄色野菜、キュウリ・レタスなど水分の多い野菜
です。
食事は温めすぎず、
あまりよくないとされる冷たい飲み物を飲むのもピッタを鎮める目的ならOKです。
・避けるべきフード:
- 黒こしょう、チリ、にんにく、玉ねぎなどのスパイス
- グレープフルーツ、トマト、大根などの酸っぱい、酸味のある食べ物
- チーズなどの発酵食品
- アルコール、コーヒー
ピッタを鎮めてバランスのいい体へ
ピッタを過剰にさせないで過ごすためには、
十分な休息・リラックス法を取り入れることが大切です。
お風呂にゆっくりつかったり、
美術館など静かなところで過ごすのもいいでしょう。
落ち着いて過ごせる時間を作ることがピッタタイプにとっては大切です。