突然ですが、魚は好きですか?
肉と比べると魚はあまり食べないという方も多いのではないでしょうか?
しかし魚にはたっぷりに美容効果が含まれています。
美容効果だけでなく、健康効果も折り紙つきです。
今回の記事は、魚に含まれる嬉しい健康・美容効果について、お伝えします。
魚の美容成分①タンパク質
魚は肉と並んでタンパク質の代表的な食材です。
タンパク質は体のすべての素となっている成分であり、健康のためにも美容のためにも絶対欠かせないものです。
タンパク質の素はアミノ酸で、人が体内で作り出せない必須アミノ酸と言われる20種類のアミノ酸は、かならず食事から摂らなくてはいけません。
魚も肉も、必須アミノ酸を豊富に含んでいます。
肉も魚も同じ動物性タンパク質ですが、それぞれ違いがあります。
魚の特徴は、肉に比べて不飽和脂肪酸が多いことです。
不飽和脂肪酸は、中性脂肪やLDLコレステロールを下げ、高血圧や脂質異常症などの予防に効果があります。
どちらがいいというわけではなく、どちらに偏ることがなく、バランスよく食べる方がいいと言われています。
魚の美容成分②アスタキサンチン
最近注目されている魚の美容成分、それがアスタキサンチンです。
アスタキサンチンは高い抗酸化作用があり、活性酸素を除去し、シミやシワ、くすみを予防し、アンチエイジングに最適です。
アスタキサンチンが多く含まれているのがエビや鮭です。
実は鮭はああ見えて白身魚。
あの鮮やかなピンク色はアスタキサンチンによるものです。
アスタキサンチンは油やビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップするため、鮭のマリネやカルパッチョがおすすめですよ。
魚の美容成分③ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一種で、酵素が働く手助けをする「補酵素」という成分です。
糖質や脂質、タンパク質の代謝、エネルギー産生に深く関わってきます。
ナイアシンはトリプトファンという必須アミノ酸から生成されるのですが、トリプトファンは幸せホルモンであるセロトニンの素でもあります。
ナイアシンが不足するとトリプトファンがナイアシンの生成に使われ、セロトニンが生成されにくくなってしまいます。
心の健康にとっても、しっかりナイアシンを摂ることは大切なのです。
ちなみに、最近化粧品で話題になっているナイアシンアミドはナイアシンの一部で、ナイアシンアミドとニコチン酸の総称がナイアシンです。
シミを予防したり、コラーゲン産生を促す美容にとって重要な成分です。
良い化粧品はたくさん出ていますが、食事からもちゃんと摂れるんですよ。
ナイアシンは、マグロやサバ、カツオに多く含まれています。
続きは後編で!