前編の続きとなります。
魚の美容成分④DHA
魚に含まれる有名な成分と言えば、DHAですよね。
DHAという成分自体は知っていても実際どういう効果があるかは知らない人も多いのではないでしょうか?
DHAは正式にはドコサヘキサエン酸という不飽和脂肪酸です。
血圧を下げ、善玉コレステロールを増やしてくれる、健康にはとても大切な栄養素です。
それだけでなく、脳の発達促進、認知症予防、動脈硬化の予防など、健康以上の効果を期待できる成分です。
魚に含まれる不飽和脂肪酸には他にもEPA(エイコサペンタエン酸)もあります。
魚の美容成分⑤ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用のある脂溶性ビタミンです。
不飽和脂肪酸の参加を防ぎ、アンチエイジングや血行の促進に効果があります。
良質な脂質と一緒に摂ると吸収率を上げることができ、またビタミンCと一緒に摂取するのがおすすめです
ビタミンEは魚介類全般に含まれていますが、特にウナギやはまちに多く含まれています。
魚の美容成分⑥ミネラル
魚にはカルシウム・亜鉛・鉄などのミネラルが多く含まれています。
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルです。
骨や歯を作り、体を丈夫にするだけでなく、自律神経を整え精神を落ち着かせてくれる効果もあります。
亜鉛はタンパク質の合成を促し、髪や肌のハリツヤを作ってくれます。
逆にミネラルが不足すると、血行不良になり肩こりや腰痛などの不調、生理不順、精神的なイライラの原因となることもあります。
魚の美容効果を感じたいなら○○で食べるのがおすすめ
魚にはご覧の通り、たくさんの美容成分が詰まっています。
その効果をしっかりと感じたいならまず、旬で新鮮な魚を選びましょう。
DHAやビタミンをしっかりとりたい場合は、生のお刺身などがおすすめ。
これらの成分は融点が低く溶けやすく、また熱を加えると壊れてしまうものもあります。
加熱する場合は蒸し料理にすると栄養素が溶け出すのを最小限に抑えられます。
逆にアスタキサンチンは油と相性がいいので、炒めたり焼いたりすることで吸収を高めてくれます。
そこにレモンなどを絞ればビタミンCの効果でさらに吸収率アップです。
魚が好き!という方は少ないかもしれませんが、気づけば肉ばかり食べていたな…という方は、これを機に魚も食事に摂り入れて、栄養バランスの整った食生活を目指してみてはどうでしょうか?