寒さが増してくるとつらくなってくるのが“冷え”ですね。
最近では冬だけでなく年中手先が冷えている、という女性も増えてきています。
なぜ冷えてしまうのか?
冷えはなぜダイエットや体に悪いのか?
その理由を知り、賢くダイエットをしましょう!
体温が大切な理由
一般的に健康と言われている体温は36.6℃~37.2℃です。
意外に高いと思いませんか?
免疫細胞が正常に働けるといわれている温度は36.5℃で、1度下がるごとに免疫力は30%も下がるといわれています。
病気になったときに熱が出るのは、体温を上げて免疫細胞の働きを高めようとしているのです。
日本人の平均体温は36.2℃。
ちなみに50年前の平均体温は36.89℃です。
なぜ冷えると痩せにくいのか
冷えとダイエットがどう関係してくるのかを考えるには、体温はどのように作られているかがポイントになります。
口から食べ物を食べ、それを栄養素に分解する時、
筋肉が伸び縮みして動く時、心臓や腎臓、肝臓などの内臓が働く時にエネルギーに変換する時、
などに熱が発生(熱産生)し、これが体温の元になります。
熱を生み出す一連の働きのことを代謝と言い、このエネルギー源の素になるのが脂肪酸、つまり脂肪です。
基礎代謝量とは、安静にしている時に消費するエネルギー量のことで、
基礎代謝量が高いほど、脂肪を分解するベースが大きいということになります。
逆に体温が低いということは、それだけ熱を生み出す力=つまり脂肪をエネルギーに変換する力が弱いということになり、太りやすい体になってしまうのです。
この冷え対策、間違っていた!
「私は冷え性だから…」
靴下を何枚も重ね履き、カイロを何枚も貼りまくり、
そんな冷え対策をしていませんか?
確かになんとなく温かい気はしますが、それでは体の中は全然温まっていない、体温も上がっていないのです。
だいたい皆さんが思いつく冷え対策は、体の外側から防寒するものだと思います。
しかし、体温は体の中で作られるもの。
外側だけでなく内側も変えなくては真の冷え対策とは言えないのです。
ダイエット効果を上げるおすすめの冷え対策
内側から冷えを対策するには何といっても腸内環境を意識することです。
さきほども代謝は内臓が働く時にも行われると言いましたが、
免疫細胞の多くは腸に存在するとも言われており、腸内環境を改善することで代謝を上げ、体全体を整えることにつながります。
規則正しい食事をすることでも食事による熱産生を促し、
内臓の働きを自然に促進することができます。
ただ体を温めるのではなく、熱を生み出す仕組みづくりをしてみましょう。