皆さんは自分の平熱を知っていますか?
日本人の約7割が36.6℃から37.2℃の間と言われていますが、
昔と比べると、現代人は体温が低くなっていると言われています。
最近では35℃台が平熱だという人もよくお見かけします。
低体温はダイエットにとっては天敵です。
なのに、ダイエットを頑張る女性は、体温が低いことが多いのです。
体温が低いデメリット
体内活動は、「酵素」というものの働きにより成り立っています。
酵素は、食べ物の消化・吸収など、生命維持に欠かせない
酵素が働くためには37℃くらいが最適だと言われています。
酵素は、温度が37℃よりも0.5℃上がったり下がったりするだけで、働きが3~5割下がると言われています。
つまり、体温が0.5℃低いだけで体全体の機能が落ちてしまうのです。
低体温になると、酵素の活性化下がり、血流が悪くなるため、
免疫力の低下・基礎代謝の低下など、色々な悪影響を及ぼします。
疲れやすくなったり、生理不順もよく見られる症状です。
なんと、「ガン細胞は35℃を好む」とも言われ、がん細胞が最も繁殖する温度なのです。
34℃ともなれば、雪山で遭難した人が生死の境をさまよう時の体温です。
たった1℃の違いが身体に大きな影響をもたらすのです。
ダイエットと体温
体温が低いと、冷えから体を守るために、体は脂肪を溜め込もうとします。
代謝も下がり、ますます太りやすくなる原因に。
ダイエットをしようとすると、食事制限をする人がほとんどですよね。
単純に食べないというだけでなく、
「○○だけダイエット」「○○制限ダイエット」
など、偏った食事をとることも多いですよね。
体温を下げる大きな原因のひとつが栄養不足。
特にたんぱく質は、体温を上げるためには大切な栄養素です。
痩せようとしていることが体温を下げ、結果痩せにくい体質になってしまっては、
努力も水の泡ですよね。
逆に、体温が1℃あがるごとに基礎代謝は12%もあがります。
消費されるエネルギーも多くなるため、痩せやすい体に近づきます。
ダイエットを成功させたいなら、まずは体温を上げることを考えてみましょう。
体温を上げるには規則正しい生活から
低体温になる理由として、
栄養不足、不規則な生活や運動不足、ストレスなどが挙げられます。
温活と聞くと、
無理やりサウナに行ったり、腹巻やカイロをつけてみたり、ショウガを食べてみたり、
と特別なことをしようとしてしまいますが、
- 睡眠のリズムを整える
- 3食きちんとバランスよく食べる
- 適度な運動をする
など、規則正しい生活を送り、ストレスをためずに過ごすことが大切です。