ダイエットをするからにはたくさん汗をかいてカロリーを消費しなくては!
そのためにはお風呂には1時間以上浸かろう!
そう考えているそこのあなた。
実はその方法間違っているかもしれません。
今回は、長風呂の危険性と、ダイエット中の入浴のコツをお伝えします。
熱いお湯での長風呂は熱中症の危険が!
入浴は体にいいと言われていても、実は長風呂には危険が潜んでいます。
あまりに長く浸かりすぎると、体温が上昇しすぎて、「浴室熱中症」と呼ばれる症状を引き起こすことがあるのです。
しかもこれは39~40度のぬるま湯でも同じようにリスクがあるとのこと。
入浴中に頭がぼーっとする、お風呂を出た後なんだか気持ちが悪い、
そのような場合は浴室熱中症になりかけの可能性があるので要注意です。
お風呂の目的は汗をかくことではありません
汗をかくと老廃物が流れてデトックスになる、という話はもはや当たり前かと思いますが、
実は汗から排出される老廃物は、そこまで多くありません。
体の中で重要なのは便や尿などから排出される老廃物。
汗をたくさんかいたからといって、デトックスした!とはならないのです。
お風呂に入るのは、自律神経の調整のためでもあります。
自律神経を整えることで、消化・排泄のリズムを整えて、デトックス機能を高めることにつながります。
あまりの長風呂は副交感神経を整えて体をお休みモードに整えるはずが、逆に交感神経を活性化させて、きちんと休めなくなってしまいます。
自律神経のバランスが崩れるとホルモンバランスの乱れにつながり、
痩せにくい・太りやすい体質の原因になってしまいます。
ダイエットするなら半身浴より全身浴
ダイエットのためには、半身浴より断然全身浴がおすすめです。
お風呂の効果は主に、水圧・温熱・浮力によるものです。
きちんと肩までつかり全身浴をすることで、その効果を全身で得ることができます。
水圧によって体の血流も促進され、全身のリンパが刺激されることで、むくみ解消の効果が期待できます。
よりダイエット効果を高めたいなら、
39度程度のぬるま湯に10~15分、全身浸かるのがいいでしょう。
浴室熱中症になるリスクも低くなりますし、
リラックスしやすいため自律神経も整えやすくなります。
自律神経の乱れが収まると余分な食欲なども抑えることができ、
無理に食事を我慢しなくても痩せやすい身体に導いてくれます。
正しい入浴法で、正しくダイエットしましょう。