ここ数年、ダイエッターの間で注目を集めている食品があります。
それが
オートミール
です。
海外では昔から主食として食べられていましたが
グチャッとして見た目や食感が気持ち悪い
味が美味しくない
ということで、日本人にはあまり馴染みのない食べ物でしたが
近年では低カロリー、低糖質、高い栄養素という特徴から
海外セレブの間で常食されるようになり、自然と日本でも少しずつ注目度が上がってきました。
また、最近では「オートミールの米化」といった、オートミールを美味しく食べる方法なども紹介されるようになり、一気に人気が高まっています。
今回はそんなオートミールについてお話しします。
オートミールは元は家畜用の飼料だった
そもそもオートミールとは何なのでしょうか?
オートミールとは燕麦と呼ばれる麦を脱穀して加工したシリアルです。
元々は身が固く、パンにすることが難しかったために、家畜の飼料用だったのですが
今から150年ほど前にアメリカでフレークにする技術が開発されたことで爆発的に広がりました。
食物繊維は白米の19倍 オートミールはダイエットの強い味方
そんなオートミールですが、冒頭でお話ししたように
非常に高い栄養価を持っています。
まず特筆すべきなのはダイエットの強い味方である
食物繊維。
100gあたり9.4gとされていて
この量は玄米の3倍、白米の19倍にも及びます。
さらにタンパク質も豊富で100gあたり13.7g。
言わずもがな、タンパク質は筋肉や肌などの材料。
タンパク質をしっかりと摂取すれば食事制限で落ちやすい筋肉も維持しやすくなりますし、肌の健康にも必要不可欠。
流石に肉類には及びませんが、玄米の倍以上の含有量であり、主食からこれだけのタンパク質を摂取できるものはありません。
カロリーは白米よりもやや高くなってしまいますが、GI値が低く、太りにくい食材となります。
オートミールを美味しく食べるオススメの食べ方
さて、後は肝心の食べ方です。
美味しくないという声も多いですが
最近では食べ方も美味しく食べる方法がたくさん紹介されています。
海外ではミルクで煮て、ハチミツやナッツを加えて、シリアルとして食べますが
おすすめはスープの素を使って、お粥にする食べ方です。
基本的には麦ですので、麦飯だと思って食べれば意外に美味しく食べることができます。
シンプルに中華スープの素でもいいですし、鍋の素などもオススメです。
最近では、日本人により食べやすく、米に近い食感に調整された商品も発売されていますので
ぜひ試してみてください。