前回からの続きです。
カリウムを摂ってむくみを排出!
正月太りの一番の原因は、脂肪が蓄積されたものではなく「むくみ」です。
塩分や糖質は水分とくっつきやすく、
正月明けの身体はかなりむくんでいる状態。
むくみの排出には、カリウムを含む野菜を積極的に撮るようにしましょう。
カリウムには、ナトリウムの排泄を促し、細胞の浸透圧を正常に保つ効果があると言われており、利尿作用が高くむくみ解消にも効果的な栄養素です。
カリウムを多く含む食材は、
- ほうれん草・アボカド・ブロッコリー・枝豆などの野菜類
- バナナやキウイなどの果物類
- 昆布やわかめなどの海藻類
などが挙げられます。
理想のカリウム摂取量は、1日3510㎎ですが、
厚生労働省が行った「平成30年国民健康・栄養調査」の結果では、
1日当たりのカリウムの平均摂取量は20~29歳の男性で2160㎎・女性で1830㎎ですから、
思った以上に意識して取る必要がありますね。
こまめな水分補給も欠かさずに便通を促すこと
お正月を過ごしていると、意外と忘れがちなのが水分補給。
普段生活しているとふとした休憩時間に水分補給をしていたのが、
だらだらと時間を過ごしてしまうと、水分を取るタイミングも失ってしまいます。
体の中はカラカラ。
身体はむくんでいると話しましたが、
腸や血液など、必要なところの水分は不足してしまっているのです。
ただでさえ不規則な生活になりやすいお正月は、便秘になりやすい時期でもあります。
腸内環境を整え、排便を促すことで、老廃物の排出を助けてあげましょう。
できるだけ常温や温かいお水やお茶をこころがけましょう。
疲れた胃腸に負荷をかけず、空腹感を和らげてくれますよ。
合わせて食物繊維も取るようにすると、より便秘解消や予防にも効果的です。
とにかく動き続けて体内のリズムを取り戻そう
だらだら過ごしがちなお正月は、
ただ運動不足で脂肪がついてしまうというだけではなく、
筋肉が落ちて代謝を減らし、体内時計を狂わせ、食欲や睡眠にも大きく影響を与えます。
長期休み明けの体が重たい、仕事のやる気が出ない、というのはこのせいです。
まずは朝起きて夜眠くなるように、一日しっかり活動するというリズムを取り戻しましょう。
朝起きて散歩などをするのもおすすめですが、
ゆっくり時間が取れない、という方は、朝に年末片づけられなかった大掃除の残りをするのがおすすめです。
家も綺麗になって、体を動かすことで脳も目覚めてくれるので一石二鳥ですよ。
通勤時は階段を使う、少し早めに家を出て一駅分歩いてみる、
などできるだけ朝に体を動かすことを心がけましょう。
朝に光を浴びながら体を動かすことで、自律神経も整いやすく、体内リズムを取り戻すことができます。
今年の正月は太らないように気をつけるぞ!と意気込んでいても
ついつい食べてゴロゴロしてしまうのがお正月です。
そんな自分に落ち込まず、焦らずリセットして新しい年に臨みましょう!