匂い・香りと食というのは、とても深い関係にあります。
ケーキ屋さんに入ったときの甘い香り、
逆にトイレに入ったときの嫌な臭い…
香り一つで食欲が増したり、抑えたりする効果もあるのです。
香りのダイエット効果、食欲を抑える香りというのはどういうものなのでしょう?
香りは満腹感を与えるダイエットのサポート役
満腹感や食事の満足感は、ただ味だけでなく、
見た目や香り、そして食べるシチュエーションなど、五感によってもたらされるものと言われています。
どんなにたくさん食べようとも、
五感のどこかに満足がいかない部分があると満腹感は減少してしまいます。
食欲は自律神経の働きにも左右されています。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つに分かれますが、
交感神経の働きが活発になると食欲は抑制され、逆に副交感神経に働きが強くなると食欲が増す、と言われています。
香りには自律神経の働きを整える効果があり、
乱れてしまった食欲を正しく取り戻し、
過食を抑えることにつながります。
また、匂いはただ想像するだけでも効果があると言われています。
食べ物の匂いを想像する能力が高いと、食べ物を欲することが多くなり、
それが偽の食欲として間食や食べ過ぎの原因となってしまうのです。
ちなみに、空腹と食欲は必ずしも一致しないことが多々あります。
空腹を感じるが食べたいものがない、
という場合や、逆に
お腹は減っていないけれど目の前に置かれたお菓子に手が伸びてしまう、
というパターンもありますよね。
この実際の空腹と食欲のずれが、太りやすい状態を作ってしまうのです。
食欲を抑える効果のある香りとは?
グレープフルーツ
グレープフルーツに含まれるヌートカトンやリモネンという成分は交感神経を活発にし、
食欲抑制・代謝アップ・脂肪燃焼促進などの効果があります。
レモンなどほかの柑橘系の香りにも食欲抑制効果はあると言われています。
コーヒー
コーヒーの香りは脳にα波を生じさせて、リラックスさせる効果があります。
これによって脳の興奮を鎮め、余分な食欲を抑えてくれると言われています。
ちなみにこの効果は深煎りコーヒーの方がよく出るそうです。
コーヒーを飲むときはドリップコーヒーで、
ぜひ香りを楽しみながらゆっくり飲んでみてください。
ペパーミント
ペパーミントには交感神経を活性化させ、脂肪分解・燃焼効果があると言われています。
また、ミント系の香りには食欲を抑える効果があるため、
口がさみしい時などは、ミント系の歯磨き粉で歯磨きをしたりするのもおすすめです。