「あの人いつも前向きだな」
「あの人は落ち込んでも立ち直るのがうまいな」
そう感じる人はいませんか?
レジリエンスとは、様々な外的ストレスから自分を守り、回復させる力のことです。
現代社会で過ごす以上、ストレスをなくすことはできません。
でも、レジリエンス力を高めることで、心を回復させ、前向きに過ごすことができるようになります。
今日はそんなレジリエンスについてお話しします。
レジリエンスとは?レジリエンス力があるとどうなる?
レジリエンスとは、簡単に訳すと、「回復力・復元力」などと表現されます。
「逆境や困難、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と心理的プロセス」と主に定義されています。
個人や心理学の分野だけでなく、組織やビジネスに対しても広く活用されています。
生きていれば困難なことに出会うことはたくさんあります。
そういう場合に、
- 困難に立ち向かう
- 困難を避ける
- 困難にあったらへこたれる
- 困難にあっても諦めない
など、人によって感じ方や対処法も様々です。
レジリエンス力があると、困難に当たったとき、不安を感じた時、
感情をコントロールし、前向きに捉えたり、逃げずに立ち向かうことができます。
また、失敗したときも必要以上に落ち込まず、次に活かすことができるようになります。
レジリエンスの3因子
レジリエンスを構成する要素として、3つの因子に分けられます。
①新奇性追求:様々な分野や出来事に関心があること
②感情調整:感情の中でも特に「辛い」「逃げたい」などのマイナスな感情をコントロールすること
③肯定的な未来志向:将来に対して夢やビジョンがあり、計画的に進められること
レジリエンスが高い人・低い人の特徴
レジリエンスが高い人
- 自己肯定感が高い
- 人に優しくできる
- チャレンジ精神が豊富
- 失敗しても諦めない
- 人の意見を受け入れられる
レジリエンスが低い人
- 劣等感を感じる
- 失敗が怖く挑戦しない
- 感情の起伏が激しい
- コミュニケーションが苦手
- 失敗したらすぐ投げ出してしまう
レジリエンスを高めることで得られる効果
レジリエンスを高めることで、
- 集中力の向上
- 活動意欲の向上
- コミュニケーションの円滑化
- リスクへの対処能力が上がる
- 自己肯定感・自己認識が高まる
- 心理的安全性が高まる。
など、仕事上でもプライベートでも、私たちが生きやすく過ごしやすい状態を作り出してくれます。
変化に適応し、ストレスばかりの日常生活を過ごしていくには、
レジリエンスを高めることはとても重要なことです。
次回は、レジリエンスを高めるためにはどうしたらよいのか、
レジリエンスを鍛えるポイントをお伝えします。