辛い物にはダイエット作用がある。
という話はよく聞きます。
確かに辛いもの好きな人は痩せている人が多いような…?
なんて思っていませんか?
本当にそうなのでしょうか?
辛い物を食べると痩せるのは嘘?
辛い物を食べると痩せる。
これは嘘であり、本当です。
よく、辛い物を食べれば食べるほど良い、辛い物をたくさん食べると汗が出て痩せる、という話がありますが、これは嘘です。
確かに、辛い食べ物は発汗作用があり、代謝UPの効果を期待できます。
しかし、辛い食べ物を食べて消費されるカロリーは雀の涙ほど。
しかも辛い物には唾液や消化液の分泌を促して食欲を増進させる作用があるのです。
辛い物がダイエットに効果的なワケは、脂肪燃焼の促進作用にあります。
辛い物を食べると、含まれるカプサイシンという成分により脂肪を消化するリパーゼという酵素が活性化されるため、脂肪燃焼効果が高まります。
通常、体の中のエネルギーは、糖→脂肪の順に分解されますが、運動をするだけだと糖だけが分解されて脂肪の燃焼につながらないことがあります。
しかし、辛い物を食べることで脂肪を燃焼しやすくなり、運動をした時もより脂肪を燃焼しやすくなるのです。
ただし、ここで間違えてほしくないのが、
カプサイシンはあくまで脂肪を燃焼しやすくしてくれる成分。
辛い物を食べたからと言って直接脂肪を燃やしてくれるわけではないので、きちんと運動もセットで行うことが大切なのです。
更に、代謝が良くなればむくみや冷え性も改善しやすくなるため、効率的なダイエットにつながります。
ダイエットにおすすめの辛い食べ物
辛い食べ物の代表といえば、唐辛子のカプサイシンが有名です。
ニンニクの成分アリシンや、コショウの辛味成分ピペリンにも、発汗作用や血流改善作用があります。ショウガに含まれるショウガオールには、血液循環を促し、自律神経を整えてくれるうれしい効果があります。
他にカレーのスパイスとして知られるクミンやフェヌグリークといった香辛料にも、高い脂肪燃焼効果があります。
辛い物を食べて痩せる効果的な食べ方
辛い食べ物は取りすぎると胃腸などを荒らす危険性があります。
一度に取りすぎても、効果が逆に半減するどころか、悪影響です。
辛い物を食べる効果的な方法は、
毎日の食事に少しずつ、継続して取り入れることです。
唐辛子をふんだんに使った料理だけでなく、キムチなどの副菜、
胡椒や生姜、スパイスなどの香辛料を取り入れてみるといいですね。
香辛料は、少量でも充分な効果を発揮してくれます。
辛い物にもダイエット効果があるのはわかりましたが、
きちんと栄養バランスを考えた食事と、適度な運動も行うことで、
真のダイエット効果が発揮されるのです。
かしこく辛い物を取り入れながら、ダイエットを続けましょう。