猛暑の夏に気を付けたい夏バテ。
夏バテの原因の多くは栄養不足によるものです。
食欲が落ちるとさらに食事の量が落ちてしまい、
栄養不足が加速するという悪循環に。
では、夏バテに効果的な食べ物は何かご存じですか?
この記事では、夏バテ予防に効果がある栄養素や食材をご紹介します。
日頃から栄養を効率よく摂って、食事から夏バテ対策に励みましょう。
夏バテ対策に効果的な栄養素
ビタミンB1・B2
ビタミンBはエネルギー代謝の補酵素として、エネルギーを生み出す手助けをしてくれます。
ビタミンB1は「疲労回復のビタミン」とも呼ばれ、老廃物の代謝には欠かせません。
ビタミンB1の代表格と言えば豚肉。
他にも土用の丑の日などで食べる鰻も、ビタミンBを多く含む食材として知られています。
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変える手助けをしてくれるビタミンです。
レバーや鰻、納豆や枝豆にも豊富に含まれています。
タンパク質
筋肉・皮膚・髪、身体のあらゆる部分を作る素となるタンパク質は、筋肉の疲労を回復させるだけでなく、ホルモン分泌などにも深い関係があり、自律神経の働きにも大きく影響します。
疲れるとタンパク質の消費量が多くなるので、できるかぎり積極的に取るようにしましょう。
クエン酸
レモンや梅干などすっぱい食べ物に多く含まれ、そのすっぱさの素となるクエン酸。
疲労物質である乳酸の生成を抑え、また分解する働きがあるので、疲労回復にはとても効果的です。
新陳代謝を促してくれる効果もあります。
タウリン
アミノ酸のひとつであるタウリンは、心臓や肺・肝臓などの臓器に存在しています。
体温や血圧を一定に保つなど、細胞の機能を維持してくれています。
イカやタコ、貝類などに多く含まれます。
半夏至の時にタコを食べるのも関係があるかもしれませんね。
飲み物は量だけでなくミネラルを意識して
夏バテしないように水分補給しなきゃ!と思って大量の水を飲むという人もいるかもしれませんが、
実はもっといい方法があります。
飲み物を選ぶ際は「ミネラル」を意識することです。
夏場は汗を大量にかくので、汗と一緒にミネラルも出て行ってしまいます。
ミネラルが不足すると食欲不振や貧血、疲れやすさなど様々な不調を引き起こします。
まさに夏バテの諸症状ですね。
とにかく水を飲む!のではなく、
麦茶やミネラルウォーター、レモン水など、ミネラルを多く摂れる飲み物を選ぶようにしましょう。
香辛料や香味野菜を使って食欲を上げて
香辛料は、胃を刺激し、胃酸の分泌を盛んにしてくれます。
食欲が沸かないと必要な栄養素も摂れずますます夏バテを加速させることになります。
食欲が落ちているな、と感じる時は薬味をたっぷり使った料理で回復してあげてください。
健康であることがキレイの大切なポイントです。
夏の暑さに負けず、健康で綺麗な自分でいましょうね。