大根は葉や皮もおいしく食べられる!
大根をスーパーで買う時、葉っぱの部分は切られてしまっていますよね。
でも、この大根の葉の部分も根の部分に負けないくらい栄養があるのです。
春の七草ひとつ「すずしろ」と呼ばれるのは大根の葉の部分です。
実は食物繊維は根の部分より葉の方が多いんですよ。
葉緑素という天然色素は植物の光合成のもとになる成分ですが、体内からコレステロールやダイオキシンなどの悪い物質を排出してくれる作用があります。
酸素や血液の循環を助けて貧血を予防する効果もあり、女性にはうれしい成分ですね。
大根の葉を食べるには、断然ふりかけがおすすめです。
葉に含まれるビタミンAやビタミンKは油に溶けやすい性質があるため、油を合わせた料理をするといいでしょう。
細かく刻んで痛めるだけでごはんにぴったりな一品になるのでぜひお試しください。
最近では直売所だけでなく、スーパーにも葉付きのものが売っていることも増えているので一度探してみてはいかがでしょうか?
大根の皮にはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCといえば美白作用が有名ですが、肝臓の働きを助ける作用もあるため、アルコールを飲むときに一品添えるといいですよ。
大根の皮にきんぴらなどはお酒にもよく合うし、おすすめです。
ただし、ビタミンCは加熱すると壊れてしまいやすいため、漬物などにすると効率よく摂取できます。
また、ビタミンPやカルシウムなども多く含まれており、高血圧など生活習慣病の予防にも役立つと言われています。
大根を丸ごと食べるなら味噌汁がおすすめ
あの大きな大根をまるごと食べるのって結構大変ですよね?
そんな時はやっぱり味噌汁に入れるのがおすすめです。
しっかり洗って皮ごと切り、葉も一緒に入れてしまいましょう。
加熱してしまうので少し栄養成分は減ってしまいますが、たくさん食べられる一番シンプルでおいしい方法です。
大根おろしを後から混ぜるのも意外とおいしいですよ。
おいしい大根の選び方
せっかくならおいしい大根を食べたい!という方。
おいしい大根の特徴は、
- 色が白い
- ひげがまっすぐで少ない
- カットされている場合は「す」と呼ばれる穴が開いていない
です。
一年中出回っている大根ですが、旬は冬。
特に甘みが強くお鍋などにも最適です。
春大根と呼ばれる春先に出回る大根は辛味が強い傾向にあります。
大きいし使いきれるか心配…という場合でも、
塗れた新聞紙などでくるんでおくと長くて2週間ほどもつので安心してください。
大根は捨てるところがないくらい丸ごとおいしく食べられる野菜です。
その嬉しい健康効果を余すことなく味わってくださいね。