ダイエットには野菜を摂らないと、と思うけど何食べたらいいの?
と悩んでいるあなたにおすすめしたいのが「トマト」です。
栄養満点の野菜の中でも、トマトは特に美容にいい野菜として有名です。
1日2トマト。これだけで美容効果が高まる。
ヨーロッパには「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざもあるくらい、
健康効果は世界中で認められているのです。
その成分は美容にも効果抜群なものばかり。
トマトが含む代表的な美容成分は以下の通りです。
リコピン
リコピンは強力な抗酸化作用を持つ色素成分・カロテノイドのひとつ。
その抗酸化作用はビタミンEの100倍以上とも言われています。
紫外線などによってできる活性酸素を減らしてくれるので、
日焼けダメージを軽減させ、肌の老化を抑えてくれます。
また、血流を良くする働きがあり、老廃物の排出を促してくれます。
トマトを1日たった2個食べれば、リコピンの1日で必要な量を摂ることができます。
ビタミンC
ビタミンCは美肌にいい成分として有名ですが、抗ストレスホルモンを作る元となります。
ストレス、というと心の問題のように捉えられがちですが、
ストレスによって崩されがちな体の機能を整え、
風邪をひきにくくしたり、肌荒れを改善してくれる効果があります。
ペクチン
ペクチンは水溶性食物繊維の一種です。
便に水分を含ませて柔らかくして、腸の蠕動運動を促す効果があり、便秘解消に効果的です。
便秘薬と違い、腸の自然なスピードで排泄してくれるので、満腹・空腹のリズムも整いやすくなります。
トマトはダイエットに効果はあるの?
トマトはそもそも超低カロリーな食材です。
1個食べても20~30kcalしかありません。
また、トマトジュースで血中の中性脂肪の低下と消費エネルギーの増加が見られた、という研究結果もあります。
トマトを食べるのであれば、
吸収率のいい食事の最初に食べるといいでしょう。
ここで大切なのは、
トマトで置き換えダイエットをしない、
ということです。
どんなに栄養があっても、トマトは万能食材ではありません。
正しく栄養を取った上で、トマトダイエットは成功するのです。
もちろん、トマトでなくても、置き換えダイエットはおすすめしません。
トマトはどんな食べ方をしてもおいしい!
生野菜、炒める、焼く、煮る…
様々な調理法があるトマトは、毎日の食事に取り入れても飽きずに続けられる食材でもあります。
ダイエットや美容には食事の最初にトマト、と言いましたが、
実はどのような取り入れ方をしてもOKなのです!
サラダでも、トマトジュースで摂ってもOKです。
自分の好きな食べ方で、ぜひトマトを取り入れてみてください。
ちなみに、リコピンは加熱すると吸収率が高まり、かつ油に溶けやすい性質のため、
オリーブオイルと合わせたトマトソースなどは最も相性がいい食べ方かもしれませんね。
ただし、夏野菜であるトマトは体を冷やす効果も…
夏野菜でもあるトマトは、東洋医学では体を冷やす食べ物として分類されています。
暑い夏の季節に、熱を逃がしてくれるトマトは、逆に食べ過ぎると体を冷やしてしまうことも。
何事も食べすぎ・やりすぎは禁物ということですね。
おいしいトマトを食べて、あなたも綺麗になりませんか?