「毎日生き生きと健康に過ごしたい」
誰もが思うことですよね。
そのように過ごすためにはたくさんの方法がありますが、一番の基本はやはり食事です。
今回はアーユルヴェーダのオージャスというものから、
健康に過ごすための食事について考えてみたいと思います。
アーユルヴェーダのオージャスって何?
内側からキラキラ輝いているような、エネルギーに満ちているように見える。
皆さんの周りにもそんな人いませんか?
アーユルヴェーダでは、内側から輝く力を持っている人のことをオージャスに満ちている、と言います。
オージャスとはアーユルヴェーダで「活力素や生命エネルギー」のことを言います。
これはつまり「免疫力」のことです。
オージャスに満たされているとき、体もより健康的になり風邪をひきにくく、声にハリがあり、肌も綺麗になります。
まさに、外見だけでなく、内側から健康で綺麗な人と言えます。
アーユルヴェーダには体を構成する7つの要素ダートゥという考え方があります。
食べたものや水、空気などが消化され、7つの順番に体の組織が作られる、というものです。
- Rasa ラサ(血漿、体液)
- Raktaラクタ(血液)
- Māṃsaマームサ(筋肉)
- Medaメーダ(脂肪)
- Asthiアスティ(骨)
- Majjaマッジァー(骨髄、神経)
- Śuklaシュクラ(生殖組織/再生組織)
の順に体の組織は作られます。
この順番のどこかにひずみや滞りがあると、体に不調が出てしまいます。
最後の生殖組織が作られた後、7つのダートゥの最良の部分を凝縮した輝く本質部分、つまりオージャスが生まれます。
前の7つのどこかで滞りができてしまうと、オージャスは作られることができません。
オージャスを高めるためのアーユルヴェーダ食事法
ではオージャスを高めるためにはどうしたらいいのでしょうか?
多くの実践法がありますが、何よりもまず食事です。
具体的には、
- 旬の食材を食べる
- 新鮮な食材・料理を食べる
- ギ―を食べる
- 栄養バランスの取れた食事をとる
- 規則正しく食事をとる
- 白湯を取る
どれをとっても、健康的な生活を送る上で当たり前ともいえることばかりです。
毎日の食事を大切に丁寧においしくいただくことを意識すれば、自然とオージャスを増やすことができます。
人の身体は食べたものでできている、とはよく言いますが、まさにアーユルヴェーダの考え方がそれを現しています。
丁寧な食事を心がけ、自分自身をオージャスで満たしてあげましょう。