最近は様々なオイル美容が注目されていますが、
あなたの家庭にもある油も美容や健康に効果があると知っていますか?
それが、皆さんの家の台所に絶対と言っていいほど置いてある、ごま油です。
といっても中華料理の風味付けに使うような茶色く色がついたごま油ではなく、
無色透明なごま油が存在します。
これを、太白胡麻油といいます。
今回は、太白胡麻油の健康・美容効果をアーユルヴェーダの考えも含めながらお伝えしたいと思います。
普通のごま油と太白胡麻油の違い
色がついていようとついていまいと、どちらも胡麻を圧縮して抽出される油です。
基本的に茶色く色がついているごま油は、炒って焙煎したゴマからできています。
それに対して太白胡麻油は、焙煎していない生に近い胡麻からできる油です。
香りづけに使用されるような風味の強い茶色いごま油とは違い、
太白胡麻油は余分な香りや癖がついておらず、比較的どんな料理にも使用することができます。
太白胡麻油の美容効果
太白胡麻油に含まれるゴマグリナンは、セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールといった成分の総称です。
ポリフェノールの一種であり、高い抗酸化作用を持っており、活性酸素を取り除いて若々しい肌や体に導いてくれます。
中でもセサミンは血圧の上昇を抑えたり、免疫力を高める効果があるとされています。
抗酸化物質には他にも、ビタミンEやカテキンなどがありますが、ごま油はビタミンEも豊富に含まれています。
ビタミンEは、毛細血管を広げて血流を良くしてくれるので、冷え性の改善にも役立ちます。
リノール酸やオレイン酸は、ごま油の主成分の約80%を締めると言われています。
コレステロール値を下げて、動脈硬化を予防する効果があり、腸の動きを活性化させて便秘の解消も期待できます。
アーユルヴェーダ的ごま油活用法
ごま油は温性と湿性の性質を持ち、「ヴァータ」という風の性質を鎮める効果があります。
「冷え」と「乾燥」に対して効果を発揮します。
季節の変わり目の乾燥や、「気持ちばかり焦る」「集中が続かない」など自律神経の乱れによる気分のアップダウンを落ち着かせてくれます。
ただし、ごま油は逆にピッタの性質を上げる効果があるので、ピッタを抑えないといけない状態の人は、逆効果になる場合もあるため注意です。
次の記事で使い方をご紹介しますね!